クラウドでOracle Databaseを使う - Oracle Cloud Infrastructureを使ってみよう(その8)

Version 14

    目次に戻る : チュートリアル : Oracle Cloud Infrastructure を使ってみよう

     

    Oracle Cloud Infrastructure データベース・サービスは、Oracle Cloud Infrastructure の上で稼働する Oracle Database のPaaSサービスです。

    サービスは仮想マシン(1~32コア)、ベアメタル・サーバー(2~72コア)、Exadata(84~336コア)まで様々な大きさのシェイプと設置形態を選択でき、ノード数もシングル・ノードと2ノードRAC(Active-Activeクラスタ)を選択できます。ユーザーはオンプレミスと全く同じOracle Databaseのソフトウェアをクラウド上で利用することができ、引き続きすべてのデータベース・サーバーの管理権限(OSのroot権限含む)およびデータベースの管理者権限を保持することができます。

     

    この章では、作成済みの仮想クラウド・ネットワーク(VCN)にデータベース・サービスを1つ作成していきます。

     

    所要時間 : 約20分

     

    前提条件 :

    1. クラウドに仮想ネットワーク(VCN)を作る - Oracle Cloud Infrastructureを使ってみよう(その2)  を通じて仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の作成が完了していること
    2. 2048bit 以上のRSA鍵ペアを作成していること (手元にない場合はこちら(作成中)を参考に予め鍵ペアを生成しておいてください)

     

    注意 : チュートリアル内の画面ショットについては Oracle Cloud Infrastructure の現在のコンソール画面と異なっている場合があります

     

    1. DBシステムの作成

     

    1. コンソールメニューから DatabaseDB Systems を選択し、有効な管理権限を持つコンパートメントを選択します

    2. Launch DB System ボタンを押します

    3. 立ち上がった Launch DB System ウィンドウの DB System Information 欄に以下の項目を入力します
      • DISPLAY NAME - 任意 (画面は Turorial DB と入力しています)
      • AVAILABILITY DOMAIN - 任意 (集合ハンズオン環境を利用している場合は講師の指示に従って選択してください)
      • SHAPE - 任意 (集合ハンズオン環境を利用している場合は VM.Standard1.2 を選択してください)

        SHAPEの選択時には、使用している環境のサービス・リミットに注意してください。初期状態ではサービス・リミットが0に設定されていて作成できないデータベース・サービスのシェイプも存在します。

        サービス・リミットについて不明な方は OCIコンソールにアクセスして基本を理解する - Oracle Cloud Infrastructureを使ってみよう(その1) をご確認ください。

      • TOTAL NODE COUNT - 1
      • ORACLE DATABASE SOFTWARE EDITION - 任意
      • AVAILABLE STORAGE SIZE - 256 を選択
      • LISENSE TYPE - LICENSE INCLUDED を選択
      • SSH PUBLIC KEY - CHOOSE SSH KEY FILES を選択し、右の Browse というボタンを押してローカルPCにある生成済みのキーペアのうち公開鍵 (画面ではid_rsa.pubを選択しています) を選択
        WS000055.JPG

    4. Network Information 欄に以下の情報を入力します
      • VIRTUAL CLOUD NETWORK - 第2章で作成した仮想クラウド・ネットワークを選択
      • SUBNET - 任意のサブネットを選択
      • HOSTNAME PREFIX - 任意 (例では tutorialdb と入力しています)

        WS000056.JPG
    5. Database Information 欄に以下の情報を入力し、Launch DB System ボタンを押します
      • DATABASE NAME - orcl
      • DATABASE VERSION - 12.2.0.1 を選択
      • PDB NAME - pdb1
      • DATABASE ADMIN PASSWORD - 任意 (後から使用しますので、忘れずにメモしておいてください)
      • AUTOMATIC BACKUP - 選択なしのまま
      • DATABASE WORKLOAD - ON-LINE TRANSACTION PROCESSING (OLTP) を選択

        WS000060.JPG
    6. DBシステムの作成がバックエンドで開始します。ステータスが PROVISIONING... から AVAILABLE に変わると作業が完了しています
      WS000062.JPG
      Public IP に表示されているパブリックIPアドレスをメモしておきます

     

    2. DBシステムへのアクセス

    作成したDBシステムに対して、sshでアクセスします。

     

    1. 任意のターミナルソフトを起動し、以下の情報でssh接続します。
      • IPアドレス - 先程のステップで確認したインスタンスの Public IP (上記例だと 129.213.62.51)
      • ポート - 22 (デフォルト)
      • ユーザー - opc (DBシステムは、接続用に予め opc というユーザーが用意されています)
      • SSH鍵 - インスタンスを作成する際に使用した公開鍵と対になる秘密鍵、集合ハンズオン・セミナーの場合は講師から指示される鍵を使用してください
      • パスフレーズ - 秘密鍵にパスフレーズが設定されている場合は指定してください。集合ハンズオン・セミナーの場合は未設定です

        下記は Tera Term を利用した場合の接続の設定例です。


    2. 接続が成功すると、以下のように opc ユーザーでインスタンスにログインできます。
      opc ユーザーは、sudo により root 権限を取得することが可能です。
      また、入力した情報にもとづいてOracle Databaseが作成され、インスタンスが起動していることがわかります。
      WS000064.JPG

    3. DBシステムには、管理用の dbcli コマンドが用意されています。
      rootユーザーのPATH環境変数には dbcli のロケーションが登録されています。

      以下のコマンドを実行し、DBシステムの情報を閲覧します。

      dbcli describe-dbsystem

      WS000065.JPG
      また、以下のコマンドで、データベースの一覧を閲覧します。

      dbcli list-databases

      WS000066.JPG
      dbcli のその他のコマンドの詳細については、dbcli --help または Oracle Database CLI Reference をご確認ください。

     

    以上で、この章の作業は完了です。

     

    目次に戻る : チュートリアル : Oracle Cloud Infrastructure を使ってみよう