9/7 一部更新

RACのシェイプ制限の緩和について追記しました!

 

2016年9月2日(日本時間 9月3日) に実施された、Oracle Database Cloud のアップデート情報(16.3.5)のサマリー版をお届けします。

より詳細な内容については、下記マニュアルもあわせてご確認ください。

 

What's New for Oracle Database Cloud - Database as a Service
※ 9/7時点ではまだ9月分のアップデートは反映されていませんが、近日中に更新される見込みです

 

商用環境でのRACのサイズ制限が 2 OCPU / ノードに緩和

 

DBCSでRACを使用する場合、今までは商用環境では1ノードあたり4 OCPU以上のシェイプしか選択することができませんでした(トライアルは 2 OCPU x 2 ノードが可能でした)が、今回のアップデートで半分の1ノードあたり2 OCPU から構成することができるようになりました。

RACは2ノードで構成されますので、最低でも計 8 OCPU 必要だったのですが、それが4 OCPUから構成できるようになるので、うれしい変更点ですね。WS000210.JPG

 

 

バックアップに使用するクラウド・ストレージのアクセス情報の更新画面の追加

 

セキュリティ上の理由により、Oracle Cloud で使用するパスワードは120日毎に期限切れになり、新しいパスワードに変更する必要があります。

インスタンス作成時にDBのバックアップを Oracle Storage Cloud Service に取得するように設定していた場合には、その度にDBCSインスタンス内に保持されているストレージ・コンテナへのアクセス情報も併せて更新する必要があります。

今まではストレージ・クラウドへのアクセス情報の変更は、DBCSインスタンスにSSH接続してコマンドラインで実施する方法しかありませんでしたが、このリリースから新しくGUI画面が追加されました。

 

Database Cloud サービスコンソールの インスタンスの詳細 画面から 管理 タブにアクセスすると、 Configure Backups というボタンが追加されています。

 

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このボタンを押すと、以下のようなポップアップ画面が表示され、バックアップに使用している Oracle Storage Cloud サービスコンテナへのアクセス情報を更新することができます。

パスワードだけでなくアクセスするユーザーも変更することができます。

 

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引き続き、 bkup_api (RACサービスの場合はraccli) コマンドライン・ユーティリティを使用して、アクセス情報を更新することもできます。詳細は以下をご参照ください。

 

Updating the Password for Backing Up to the Storage Cloud

 

 

バックアップデータを用いた既存クラウド・データベースの更新

 

2016年8月のアップデートで、Oracle Backup Cloud Service にバックアップされたデータベース・バックアップを使用して、新しいDatabase Cloud Serviceインスタンスが作成できるような機能が追加されています。

 

それに加えて今回のアップデートでは、既存の Database Cloud Service インスタンスについても、Database Backup Cloud Service に取得されているバックアップを用いて中身を入れ替えることができるようになりました。

リカバリの際にデータベース名などの書き換えが指定できるので、別のデータベースからのバックアップを用いてクラウド上のデータベースを更新することができます。

 

Database Cloud サービスコンソールの インスタンスの詳細 画面のメニューに Replace Database using Backup というメニューが追加されています。

 

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立ち上がってきたウィンドウで、更新に使用するバックアップの情報を入力します。

 

  • データベースID については、既存のバックアップのDBIDを入力します。 v$database ビューの dbid 列などで確認してください
  • RMANキーは、Database Backup Service にバックアップを出力した際のRMANの暗号化パスワードを入力します
  • クラウド・ストレージ・コンテナ、クラウド・ストレージ・ユーザー名、クラウド・ストレージ・パスワード については、バックアップデータが保管されている Database Backup Cloud サービスのコンテナとサインイン情報を入力します
  • 管理パスワード については、更新後ののクラウド・データベースで使用する SYS や SYSTEM ユーザーの管理パスワードを入力します

 

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Replace Database ボタンを押すと、既存のデータベースが破棄され、バックアップから新しいデータベースが復元されます。

 

 

★注意★

GUIによるバックアップからのデータベースの新規作成/更新機能については、現時点では透過的データ暗号化機能(TDE)を用いて暗号化されているデータベースのバックアップについては対応していません。Oracle Database Cloud のデータベースは全て暗号化されていますので、現時点ではオンプレミスの暗号化されていないバックアップからのみがGUIからのリカバリの対象となりますので、ご注意ください。

 

TDEで暗号化されたバックアップ・データを使用したい場合には、SSHでインスタンスにログインしたうえで、ibkup コマンドラインユーティリティを実行してください。

 

Creating a Database Deployment Using a Cloud Backup

 

将来の機能で、TDEで暗号化されているバックアップからの復元についても対応が予定されています。

 

 

Data Guard メトリック表示の追加

 

Data Guard インスタンスに、REDO転送や適用のラグや、スタンバイ・データベースのセッション等に関するステータスを表示するようなフィールドが追加されました。

 

Data Guard を構成しているサービスの場合、Database Cloud サービスコンソールの インスタンスの詳細 画面の下部に Data Guardメトリック というフィールドが追加され、適用ラグ(スタンバイDBに転送されたが適用されていないログ)や、トランスポート・ラグ(スタンバイDBにまだ転送が完了していないログ)の量が、時間単位で表示されます。

 

 

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