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OCI新機能ハイライト - 2020/06/17

Tkonishi-Oracle
Posts: 12 Blue Ribbon
こんにちは。日本オラクルのクラウド・エンジニアの小西です。
Oracle Cloud Infrastructureはサービス・ラインナップも充実してきており、日々新たな機能がリリースされていたり、様々な改善も行われています。これらのOracle Cloud Infrastructureの技術的なアップデート情報をいちはやく皆様にお伝えできるように、「OCI新機能ハイライト」を書いていきたいと思います!
だいたい基本的には隔週で、過去2週間分くらいの新機能の掲載を予定しています。
OCIの新機能の情報はリリースノートに掲載されているのですが、リリースノートは英語なのでとっつきにくいなぁという方や、都度リリースノートを見るよりもある程度まとめてぱぱっとキャッチアップしたいという方の参考になればと思います。Blog掲載時点での情報になりますので、最新情報はマニュアルなどご確認いただくようお願いいたします。
また、OCIのサービス全体のアップデート情報をまとめて知りたいという方は、月次の「サービス・アップデート」に資料としてまとまっていますのでご参照ください。
IaaSに関する新機能を説明している資料もありますので、これらも合わせてご確認ください。
前置きが長くなりましたが、それではさっそく6月前半の新機能を見ていきましょう!
6/1
ブロック・ボリュームとブート・ボリュームのオンライン・リサイズ
- ブロック・ボリュームおよびブート・ボリュームの オンライン・リサイズ が可能になりました!(縮小は不可)
- インスタンスからデタッチする必要がなく、アタッチしたままで拡張可能です。リサイズ後にはOSで以下を実行する必要があります。
- rescanコマンドをコピペして実行(このコマンドはコンソールで生成可能)
- パーティション拡張
6/2
パフォーマンス・ハブのBlocking Sessions
- Performance Hub Blocking Sessionsでは、指定したAutonomous Databaseのブロックセッションや待機セッションの情報や、セッションの詳細情報の表示やKillする手順が提供されます。
コンプライアンス・ドキュメントの開始
- コンプライアンス・ドキュメント・サービスによって、コンソール画面から直接コンプライアンス関連ドキュメントにアクセスすることができるようになりました。コンソール上のサービスメニューの一つとして追加されています。(ガバナンス → コンプライアンス・ドキュメント)
アプリケーション・マイグレーションを使用したゼロダウンタイムのアプリケーション移行
- OCI ClassicのJava Cloud ServiceなどのインスタンスからOCIに移行する際のApplication Migrationで、移行元インスタンスのシャットダウンやリブートをせずに移行が可能になりました。
6/3
パフォーマンス・ハブのタイムゾーン選択
- Autonomous Databaseのパフォーマンス・ハブでタイムゾーン選択が可能になりました。
6/9
タグのバルク処理
- 複数のタグ・キー定義に対して一括で操作が可能になりました。また、タグ・キー定義が含まれているタグ・ネームスペースを削除することも可能になりましたので、大量のタグ・キー定義を作成しているような場合にも管理が容易になります。
6/11
コンソールからのドキュメント検索
- コンソール内の検索でOCIのドキュメント検索も可能になりました。これまではOCI上のリソースを検索するためだけに利用できましたが、合わせてドキュメントも検索できるので使いやすくなっています。コンソールの言語設定を日本語にしていれば、日本語での検索も可能です。
- コンソール内の検索でOCIのドキュメント検索も可能になりました。これまではOCI上のリソースを検索するためだけに利用できましたが、合わせてドキュメントも検索できるので使いやすくなっています。コンソールの言語設定を日本語にしていれば、日本語での検索も可能です。
6/13
Exadata [email protected]:Exadataシステム上で複数のVM作成が可能に(マルチVM)
- ExaCCで、一つのExadataシステム上に複数のVMを搭載可能になりました。
- 関連マニュアル
Exadata [email protected]:Cloud接続なしでのOCPUスケーリング
- ExaCCで、Cloud側とDisconnected状態(Control Planeとの接続が切断中)でも、VMのOCPU数が変更可能になりました。
- 関連マニュアル
6/16
E3コンピュート・シェイプを使えるリージョンが追加に
- これまで、VM.Standard.E3.Flex シェイプと BM.Standard.E3.128 シェイプは、Phoenix, Ashburn, Tokyo, Frankfurt でのみ利用可能でしたが、Osaka を含む以下のリージョンでも利用可能になりました。
- Australia East (Sydney)
- Australia Southeast (Melbourne)
- Canada Southeast (Montreal)
- Canada Southeast (Toronto)
- Japan Central (Osaka)
- Netherlands Northwest (Amsterdam)
- South Korea Central (Seoul)
- これまで、VM.Standard.E3.Flex シェイプと BM.Standard.E3.128 シェイプは、Phoenix, Ashburn, Tokyo, Frankfurt でのみ利用可能でしたが、Osaka を含む以下のリージョンでも利用可能になりました。
スケジュールベースの自動スケーリング
- これまではCPUやメモリ使用率のメトリックベースでの自動スケーリングが設定できましたが、あらかじめスケジュールした時間に自動的にスケールさせることが可能になりました。たとえば、以下のような利用シーンが考えられます。
- 平日朝にインスタンス数をスケールアウトし、夕方に減らす
- 年間のうち年度末のみ特に負荷が増大するので、その3日間だけスケールアウトする
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