Forum Stats

  • 3,727,105 Users
  • 2,245,320 Discussions
  • 7,852,590 Comments

Discussions

Email Deliveryを利用した外部へのメール送信(その1 配信環境構築編) - Oracle Cloud Infrastructureアドバンスド

tosaito-Oracle
tosaito-Oracle Member Posts: 3 Employee
edited December 2018 in Social Groups

目次に戻る : チュートリアル : Oracle Cloud Infrastructure を使ってみよう

Oracle Cloud InfrastructureのEmail Deliveryサービスを用いると、お客様に確実に届けたいマーケティングメールやトランザクションメールを安全かつ容易に配信することができるようになります。

既存メールサーバの転送先をEmail Deliveryサービスに変更したり、Javaアプリケーションから直接Email Deliveryサービスを指定することにより容易にメール配信を開始できます。

Email Deliveryサービス経由で外部にメール送信する環境を構築しながらEmail Deliveryサービスについて学習します。

この章では、Email Deliveryを設定してメール配信環境を構築しながら手順を学習します。

所要時間 : 約10分

前提条件 :

  1. チュートリアル: を完了し、Oracle Cloud Infrastructure コンソールにアクセスでき、どこかのコンパートメント(ルート・コンパートメントも可)に対して管理権限を持っていること

  

注意 :チュートリアル内の画面ショットについては Oracle Cloud Infrastructure の現在のコンソール画面と異なっている場合があります。

はじめに - Email Deliveryサービスとは

Oracle Cloud InfrastructureのEmail Deliveryサービスは、マーケティングメールやトランザクションメールなど重要なメールを簡単、確実にユーザへ届けるために設計されたクラウドベースのメール送信サービスです。

Email Deliveryサービスを用いることにより、以下のような利点があります。

  • 受信ボックスへのメール到達性の向上

正常なメールにも関わらず配信されたメールの約20%は相手先の受信ボックスに届いていないという調査結果もあります。(情報元:Return Path Email Intelligence report)

Email Deliveryサービスでは専門チームが常時メール配信インフラを管理し、可能なかぎり最高の送信評価を確保して、メールがお客様の受信ボックスに確実に届くようにしています。

また以下のようなメールの到達性を向上させるための様々な機能を標準で提供しています。

              - バウンス処理

              - ユーザーからの苦情の収集

              - レピュテーション管理

              - 電子メール認証規格(SPFなど)   

  • 拡張性の高いサービスを安価に利用可能

月間数十億通のメール配信可能なインフラでサービスを提供しており、小規模から大規模なメール配信環境に利用可能です。

メール送信量課金のためオンプレミスに比べて、インフラの追加構築、サポート、セキュリティ対策、メールサービスの維持などのメンテナンスコストが不要となり、必要に応じたスケール変更が可能です。

  

Email Deliveryサービスの概要イメージは以下の通りです。

pastedImage_0.png

Email DeliveryサービスはPostfixやSendmailなどのメールプログラムやSMTPライブラリを用いたSMTP接続によりメール送信することが可能です。

Email Deliveryサービスはメール送信サービスのため、個人同士のコミュニケーション用途として利用できません。受信機能が必要な場合は別途メールサーバを用意してください。

環境構築について

環境構築は以下のような流れで実施します。

「メール配信環境」を構築するOracle Cloud Infrastructure側での作業と「メール送信環境」を構築するメール送信クライアント側での作業に分かれています。

「メール送信環境」の構築手順については、「チュートリアル:Email Deliveryを利用した外部へのメール送信(その2 配信環境構築編) - Oracle Cloud Infrastructureアドバンスド」で説明します。

     構築の流れ

      1.Oracle Cloud Infrastructure側での作業

       1-1.メール送信用 IAMユーザの作成

       1-2.送信許可メールアドレスの登録

       1-3.送信ドメイン認証の設定(SPF)

      2.メール送信クライアント側での作業

       

  

1.Oracle Cloud Infrastructure側での作業

 初めに、メール配信環境を構築するため、Oracle Cloud Infrastructure側でEmail Deliveryの設定を行います。

 1-1.メール送信用 IAMユーザの作成

Email Deliveryを利用してメールを送信するには、IAMユーザのSMTP資格情報が必要です。

IAMユーザーはOCIのGUIコンソールへのアクセスと共有することもできますが、セキュリティの観点よりメール送信専用にユーザを作成して使用することを推奨します。

  作業ステップ

          1.コンソールメニューから IdentityUsers を選択し、Create User ボタンを押します。

          2.立ち上がった Create User ウィンドウに以下の項目を入力し、Create ボタンを押します。

      • NAME - [任意のIAMユーザ名] を入力 (画面では mailuser と入力しています)
      • DESCRIPTION - [IAMユーザの説明] を入力 (画面では mail test user と入力しています)

     WS000001.JPG

 

          3.ユーザの作成が完了すると、作成したユーザが一覧に表示されステータスが ACTIVE になります。

     WS000002.JPG

          4.次に、作成したユーザ(今回の場合は mailuser)のリンクをクリックしてユーザ詳細画面に遷移します。

          5.左側サブメニューから SMTP Credentials を選択し、Generate SMTP Credentials を押します。

    立ち上がった Generate SMTP Credentials ウィンドウに以下の項目を入力し、Generate SMTP Credentials ボタンを押します。

      • DESCRIPTION - [任意の説明文] を入力 (画面では mail test と入力しています)

     WS000003.JPG

          6.すると、以下のような資格情報が作成されます。

パスワードはこのウィンドウでしか確認できないため、ウィンドウを閉じる前に書き留めておいてくださいCopy リンクをクリックすることにより文字列をコピーでき、テキストにペーストすることが可能です

               

     WS000004-1.jpg

    資格情報を確認したのち Close ボタンを押して画面を閉じます。

          7.左下の Resources メニューから Groups を選択し、Add User to Group ボタンを押します。

          8.立ち上がってきた Add User to Group というウィンドウに以下の項目を選択し、Add ボタンを押します。

      • GROUPS - Administrators を選択
今回のチュートリアルでは、テナンシー(Tenancy)の管理権限を持つAdministratorsグループに所属させていますが、本番環境で使用する際には適切な必要最小限の権限のみを付与したグループを作成し、そこに所属させるようにしてください。

   

          以上で、メール送信用 IAMユーザの作成は完了です。

     1-2.送信許可メールアドレスの登録

          次に、Email Deliveryを利用してメール送信するために、メール送信を許可するメールアドレスを登録します。

          作業ステップ

          1.コンソールメニューから Email DeliveryEmail Approved Senders を選択し、Create Approved Senders ボタンを押します。

          2.立ち上がった Email Address ウィンドウに以下の項目を入力し、Add ボタンを押します。

      • EMAIL ADDRESS - [メール送信を許可したいメールアドレス(from)] を入力 (画面では [email protected] と入力しています)

     WS000006.JPG

          3.メールアドレスの登録が完了すると、一覧に表示されます。

     WS000007.JPG

         以上で、送信許可メールアドレスの登録は完了です。

     1-3.送信ドメイン認証の設定(SPF)

          SPF(Sender Policy Framework)とは、メールの送信ドメイン認証のひとつです。

          メールはなりすましが容易であるため、SPFを用いることによりメールが正規のメールサーバから送信されているか検証できるため迷惑メールを抑制できます。

          作業ステップ

          1.作業手順「2.送信許可メールアドレスの登録」で作成したメールアドレスのチェックボックスを選択して、 View SPF ボタンを押します

     WS000008-1.jpg

    

          2.すると、Manage SPF ウィンドウが表示されます。

             SPF RECORD が表示されますので、メール送信者のドメイン(今回は ocitutorials.tk)を管理しているDNSサーバに対してSPFレコードを追加してください。

     

     WS000009-1.jpg 

          3.今回はOCI DNSサービスを用いています。

       以下レコードを追加し、Submit ボタンを押します。

       ※DNSレコード追加についての詳細は「チュートリアル:DNSサービスを使う- Oracle Cloud Infrastructureを使ってみよう(その9)」を参照

      • RECORD TYPE - TXT を選択
      • TEXT - 事前に確認したSPFレコードの入力(今回は v=spf1 include:spf.oracleemaildelivery.com ~all )       

    

     WS000010-1.jpg  

          4.追加後は Publish Change ボタンを押して変更を反映します。

  

     WS000011-1.jpg

     以上でOracle Cloud Infrastructure側での作業は完了です。

以上で、本章の作業は終了です。

メール送信クライアント側での作業は「チュートリアル: 」で説明します。

 

目次に戻る : チュートリアル : Oracle Cloud Infrastructure を使ってみよう

Sign In or Register to comment.