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Oracle Integration - Process で簡単なワークフローを作成してみよう(1) - 初級編

Satoshi Nakane-Oracle
Posts: 32 Employee
Oracle Integration(OIC) のプロセス自動化 (Process Automation) 機能を利用して、簡単なワークフローの作成方法をステップ・バイ・ステップで紹介するチュートリアルです
ここでは、従業員が休暇取得の申請を提出し、その上司が申請内容を承認 or 却下するシンプルな休暇申請ワークフローを作成します
前提条件:
- が完了していること
- OIC インスタンス作成時のエディションが ENTERPRISE であること
- OIC インスタンスの ServiceAdministrator ロールが付与されたユーザーが準備されていること
参考)Oracle Integration Roles and Privileges
https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/integration-cloud/integration-cloud-auton/oracle-integration-cloud-roles-and-privi…
チュートリアル:Oracle Integration - Process Automation で簡単なワークフローを作成する
1. OIC インスタンスにアクセスする
- Web ブラウザを開き、提供された OIC インスタンスのURLを入力します。以下はURL例です
https://oicinstance-accountname.integrartion.ocp.oraclecloud.com/ic/home/
- ユーザー名とパスワードを入力し、サイン・インをクリックします
- OIC のホーム画面が開きます
2. プロセス・アプリケーションを作成する
- 左ナビゲーションメニューのプロセスをクリックします
- プロセス・アプリケーションをクリックします
- 作成をクリックします
- アプリケーションの作成の作成をクリックします
- 名前、スペース、説明を入力し、すぐに開始をチェックします。ここでは以下を入力します。最後に作成をクリックします
- 名前: LeaveRequsetApplication
- スペース: [新規スペース]を選択
- 新規スペース: Tutorial
- 説明: 休暇取得申請業務のアプリケーション
- LeaveRequestApplication が作成されます。アプリケーション・ホームタブが表示されます
3. アプリケーション・プロパティを編集する
- LeaveRequestApplication のアプリケーション・プロパティを設定します。メニューバーの保存ボタンの隣のメニューアイコンをクリックします
- ロケールが英語に設定されている場合は、日本語に変更します。ロケールの追加をクリックします
- 画面右の英語を選択し、< をクリックします
- 画面左より日本語を選択し、>をクリックします
- OK をクリックします
- ロケールが日本語に変更されたことを確認し、アプリケーション・プロパティを閉じます
- 保存をクリックし、プロセス・アプリケーションを保存します
プロセス・アプリケーションは、こまめに保存することを推奨します
3. ビジネス・プロセスを作成する
休暇取得申請のビジネス・プロセス(フロー)を作成します。ここでは、以下のシンプルな1段階承認のプロセスを作成します
- アプリケーション・ホームタブ内の Processes が選択されていることを確認し、作成→新規プロセスをクリックします
- 名前と説明を入力し、すぐに開始を選択します。パターンの選択でフォームを選択し、作成をクリックします
- 名前: 休暇取得申請プロセス
- 説明: 休暇取得申請の業務プロセス
- ドキュメントのみ: 選択しない
- すぐに開始: 選択
- パターンの選択: フォームを選択
- プロセスエディタが開きます
4. ビジネス・プロセスを設計する
引き続き、プロセスエディタを利用して、プロセスを設計します
4.1 スイムレーンの作成
プロセスに必要な役割を決定し、そのロールをスイムレーンとして定義します
スイムレーンとは、プロセス・エディタのキャンバス間にある水平のラインです。 すべてのフロー要素はスイムレーン内に配置される必要があります
- 休暇取得承認プロセスを開き、プロセスエディタの左端の灰色をダブルクリックし、Employee と入力します
- Employee スイムレーンの下の + をクリックし、スイムレーンを追加します
- 追加したスイムレーンをダブルクリックし、名前を Manager とします
- Employee と Manager の2つのスイムレーンが作成されます
4.2 休暇取得申請プロセスの設計
引き続き、プロセス・エディタを利用して、休暇取得申請プロセスを設計します
- Employee スイムレーンの Start イベントのラベルをダブルクリックし、休暇取得申請の新規作成に変更します
- 同じ手順で、End イベントのラベルを終了に変更します
- 終了イベントを、EMployee スイムレーンから Manager スイムレーンにドラッグ&ドロップで移動します
- プロセスエディタの右サイドにあるエレメントパレットのヒューマンを開き、承認タスクを Manager スイムレーンにドラッグ&ドロップで配置します
- 「休暇取得申請の新規作成」イベントと「終了」イベントをつなぐシーケンスをクリックし、削除ボタンをクリックします
- 配置した承認タスクのラベル(User task)をダブルクリックし、「休暇取得申請の承認」に変更します
- 「休暇取得申請の新規作成」イベントを1回クリックし、矢印をドラッグ&ドロップで「休暇取得申請の承認」タスクに接続します(シーケンス・フローを接続します)
- エレメントパレットのゲートウェイを開き、排他ゲートウェイを Manager スイムレーンの「休暇取得申請の承認」タスクと「終了」イベントの間にドラッグ&ドロップで配置します
- 配置した排他ゲートウェイのラベル(Exclusive gateway)をダブルクリックし、承認?に変更します
- 「休暇取得申請の承認」タスクと「承認?」ゲートウェイを、シーケンス・フローで接続します
- 「承認?」ゲートウェイと「終了」イベントを、シーケンス・フローで接続します
- エレメントパレットのヒューマンを開き、送信タスクを Employee スイムレーンにドラッグ&ドロップで配置します
- 配置した送信タスクのラベル(User task1)をダブルクリックし、休暇取得申請の再提出に変更します
- 「承認?」ゲートウェイと「休暇取得申請の再提出」タスクを、シーケンス・フローで接続します
- 「休暇取得申請の再提出」タスクと「休暇取得申請の承認」タスクを、シーケンス・フローで接続します
- 以下のように、配置したタスクやゲートウェイの位置をドラッグ&ドロップ操作で整えます
- 保存をクリックします
5. Web フォームを作成する
休暇取得申請プロセスで利用するWebフォームを作成します
- 左メニューのフォームをクリックします
- 作成→新規Webフォームをクリックします
- 名前と説明を入力します。すぐに開始を選択し、作成をクリックします。ここでは以下の通りに入力します
- 名前: 休暇取得申請フォーム
- 説明: 休暇取得申請プロセスで利用する共通フォーム
- 簡易エディタの使用: 洗濯しない
- すぐに開始: 選択する
- Web フォームエディタが開きます
基本パレットの入力テキストを、キャンバスにドラッグ&ドロップで配置します - 配置した入力テキストを選択し、プロパティ→一般タブの名前、ラベルを入力します
- 名前: name
- ラベル: 名前
- 「名前」の右隣に入力テキストを配置します
配置した入力テキストを選択し、名前とラベルは以下の通りに入力します- 名前: id
- ラベル: 社員番号
- 「名前」「社員番号」の下に、基本パレットのラジオ・ボタンを配置します
配置したラジオ・ボタンを選択し、名前とラベルは以下の通りに入力します- 名前: leaveType
- ラベル: 休暇区分
- 休暇区分(ラジオ・ボタン)を選択したまま、プロパティの一般タブを下にスクロールします
オプション・ソースで静的を選択し、オプション名とオプション値にそれぞれ以下を入力します- オプション名/オプション値:
有給休暇
傷病休暇
慶弔休暇
- オプション名/オプション値:
- 休暇区分(ラジオ・ボタン)の下に、基本パレットの日付を2つ並べて配置します
1つ目の日付の名前とラベルは以下の通りに入力します- 名前: leaveStartDate
- ラベル: 休暇開始日
- 2つ目の日付の名前とラベルは以下の通りに入力します
- 名前: leaveEndDate
- ラベル: 休暇終了日
- 休暇開始日と休暇終了日の下に、基本パレットのテキスト領域を配置します
配置したテキスト領域を選択し、名前とラベルを以下の通りに入力します- 名前: reason
- ラベル: 理由
- 作成したWebフォームを確認します。プレビューをクリックします
- Webフォームのプレビューが表示されます。フォームに任意の内容を入力し、送信をクリックすると、結果が画面下部に表示されます
小デバイス、大デバイスなどを選択し、デバイスの大きさにあわせたプレビューができます
プレビューを終了する場合は、右上の x をクリックします - 保存をクリックします
以上でこのチュートリアルは終了です
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