AIが気づきを先取り!Cloud EPM Planning の Intelligent Performance Management機能のご紹介
本記事をご覧いただき、ありがとうございます。
この度の投稿では、EPMにおける”IPM” - AI/MLをベースとして分析機能のラインアップをご紹介します。
今や世の中で話題の「AI」ですが、皆様は日々の業務に活用されていますでしょうか?
生成AIツールの活用は、資料作成での文章生成といった個人レベルの取り組みから、全社的な業務自動化を目指す大規模プロジェクトまで、さまざまな形で広がっています。今回は、その中でも 管理会計・予算管理の業務で活用できるAI/ML分析ツール をご紹介します。
管理会計・予算管理とえいばCloud EPM Planningですが、
既にPlanning上でお持ちのデータを使って手軽に試せるツールも数多くありますので、ぜひご覧ください。
IPMはCloud EPM Planningで提供しているAI/MLベースの分析機能の総称となります。ここからは、IPM機能群より注目の機能をピックアップしてご紹介いたします。
まず、①予測機能のご説明です(左側)。
こちらの機能は、過去データの統計分析をもとに予測値を導き出すものです。つまり、機械が自動的に将来の数値を提示してくれる仕組みになります。
「機械が出した予測をそのまま確定値として業務に使うこと」に抵抗を感じられる方が多いのも事実です。しかし実際には、AIが提示する数値を鵜呑みにするのではなく、人が行う予測の精度を高めるための“ガイド”として活用することが目的です。
これにより、感覚や経験に頼った予測ではなく、データに裏付けられた「データドリブン」な予測が可能になります。さらに、その延長線上で、より確かなデータドリブン経営判断へとつなげることができます。
続いて、②はシミュレーションの機能です(右側)。
こちらは、複数パターンのシナリオをシミュレーションで比較できるツールです。通常、エクセルで同様の作業を行おうとすると大きな負担となりますが、Planningを活用することで以下のメリットがあります。
- シミュレーションに必要なデータが既に一か所に集約されている
- 複数のシナリオを作成する際、変数などをマウス操作で簡単に変更できる
- 結果をダッシュボード等で詳細に確認・分析できる
これにより、シミュレーション業務にかかる時間や負担を大幅に軽減することが可能です。
多変量予測(アドバンスド・プランニング)の機能は、前述した①予測機能の延長の新機能です。
従来は単変量予測しかできませんでしたが、本機能のリリースにより多変量予測が可能になりました。これにより、例えば販売数量を予測する際、これまでは販売数量の過去データのみを参照していましたが、今後は 業界規模、平均販売価格、セール情報 など販売数量に影響し得る要素も加味した、より精度の高い予測値を算出できるようになります。
続いて、異常値検出機能 のご紹介です。
異常値検知は、管理範囲が広がるほど、人の目だけでは限界があります。
例えば、1~2店舗の数商品の予実管理であれば、人の手でも「ここは予実の乖離が大きい」と気付き対応できるかもしれません。しかし、全国の多拠点を管理する場合は、異常値を特定するだけでも膨大な手間がかかります。
そこで、過去データを Planning に学習させることで、AI が自動的に以下のパターンの異常値を検出します。
- 予実の乖離が大きすぎる場合
- 先ほどご紹介した予測機能で作成されたマシン予測と、人が作った予測の乖離が大きすぎる場合
- 直近の実績における外れ値
これにより、人が大量のデータの中から異常値を探す時間を節約でき、異常値への対応方法の検討 に集中できるようになります。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
この度ご紹介した機能、試してみたいものはありましたか?早速チャレンジして、データドリブンな業務の一歩を踏み出してみましょう!
ダウンロードする場合は、以下のPDF版をご用意しております。