Cloud EPM: What's New 24.04 日本語翻訳の公開
Cloud EPMの月次更新について、新機能や考慮点等を紹介する「What's New」を翻訳しております。
新たに24.04版を公開いたしました。
以下のリンクをご確認ください。
[お知らせ]
[EPMプラットフォーム]
・EPM CLOUD環境の月次ステータス履歴がOCIのMY SERVICESで使用可能に
OCI上のMy ServicesでEPM Cloud環境の月次ステータス履歴を表示できるようになりました。(これまではClassic環境でのみ履歴表示が可能でした。)
・フィードバック提供ユーティリティで「アプリケーション・スナップショットの送信」機能を無効にする機能
データ・アクセスを制限するポリシーを適用し、サービス管理者がアプリケーション・スナップショットをOracleに送信できないようにした場合、「フィードバックの提供」ユーティリティの「アプリケーション・スナップショットの発行」チェック・ボックスはグレーアウトし操作できなくなります。
・EPM CLOUDでのRedwoodエクスペリエンスの向上
今月の更新より、新しく作成または再作成されるすべてのEPM Cloudサービス、ビジネス・プロセスおよびアプリケーションは、Redwoodエクスペリエンスをデフォルト・テーマとして使用するようになりました。魅力的なルック・アンド・フィールを提供するだけでなく、以下の機能はReddwoodエクスペリエンスのみでご利用いただけます。
-Web上のアドホック
-オンザフライ計算(即時計算)
-ダッシュボード2.0
-動的タブ
-フォーム2.0
-ページ下部の水平タブ
-IPMインサイト
すでに構築されているアプリケーションについては、2024年第2四半期以降、Redwoodエクスペリエンスに自動的に移行する予定です。
お客様にて、外観テーマをRedwoodエクスペリエンスに切り替える場合、以下のメニュー遷移で変更可能です。(変更しますと元の外観テーマには戻せません。)
「ホーム画面>外観>レッドウッド・エクスペリエンスの有効化にチェック」
・SMART VIEWのEPMブック拡張機能の更新
Oracle Smart View for Officeの更新されたEPMブック拡張機能をダウンロードしてインストールできるようになりました。
・非管理者によるパイプラインでのジョブの実行の許可
管理者以外は、プロキシ管理者のユーザー資格証明を使用して個々のパイプライン・ジョブ・タイプを実行できるようになりました。
・新しいESSBASEBLOCKANALYSISREPORT EPM自動化コマンド
Essbaseデータの分析に役立つEssbaseブロック分析レポートを作成し、BSOキューブのチューニングをサポートします。
・フォーム2.0のMICROSOFT EXCELにデータをエクスポートする機能
フォーム2.0からMicrosoft Excelにデータをエクスポートできるようになりました。
・「ジョブ」ページと「ジョブ」フィルタに1日のみのデータが表示されるようになりました
「ジョブ」ページおよびジョブ・フィルタがデフォルトで最終日のデータのみを表示するようになりました。ページのロード時間が短縮され、最近のアクティビティのステータスをより迅速に確認できます。
・ユーザー削除後のコメント、添付およびジョブ・ステータスの保持
以前は、ユーザーが削除されると、そのユーザーのコメント、添付ファイルおよびジョブ・ステータス・レコードも削除されていました。この更新では、ユーザーが削除された後でも、コメント、添付およびジョブ・ステータス・レコードのユーザー・アクティビティ・レコードが保持されます。
適用先: EPCM、FCC、FreeForm、Planning、Tax Reporting
・アドホックなエンタープライズ仕訳および補足データ・フォームの事前定義
管理者は、エンタープライズ仕訳または補足データ・フォーム・テンプレートの作成時に、アドホックな仕訳またはフォームの承認者を事前定義できるようになりました。 個々のユーザー、チームまたはグループを承認者として定義でき、承認パスを作成者に割り当てることができます。
・ユーザー変数ディメンション列は、ユーザー・プリファレンスの別名設定に従います
「ユーザー・プリファレンス」内の「ユーザー変数」ページの「ディメンション」列で、「ユーザー・プリファレンス」の「別名設定」が優先されるようになりました。 ディメンションに別名が定義されている場合、「ユーザー変数」ページの「ディメンション」列には、「ユーザー・プリファレンス」で選択した別名表に基づいて、そのディメンションの別名が表示されます。
・簡易ディメンション・エディタの拡張
簡易ディメンション・エディタが拡張され、ディメンション・リスト、グリッドおよび列セレクタでの操作性が向上します。
適用先: EPCM、FCC、FreeForm、Planning、Tax Reporting
[Account Reconciliation]
・ジョブの効率的な管理および実行
他のジョブと競合する可能性のあるユーザー・ジョブを識別し、競合するジョブが同時に実行されないようにする実行順序付けルーチンを提供します。進行中のジョブと競合する可能性のあるジョブをユーザーが実行すると、このジョブはキューに追加され、進行中のジョブの完了後に実行されます。
・取引照合に関する新規レポート(デザイン変更)
照合コンプライアンスと統合されたトランザクション照合プロファイルの場合、デザイン変更されたレポートには、指定した期間中の照合のすべての変更が表示されます。この変更は、照合実施後に行われた操作上の変更であり、照合が再オープンされることはありません。
[FCC]
・連結設定
管理者が連結プロセスに関連する構成を変更できる新しい連結設定モジュールを使用できます。
新しいアプリケーションでは、連結設定モジュールの構成がデフォルトで使用されます。 これらの設定の既存の代替変数は、変数値がTrueに設定されている場合でも、連結プロセスには影響しません。
既存のアプリケーションでは、連結設定に代替変数を移行するための移行構成タスクが提供されます。 連結設定モジュールを使用する前に、移行タスクを実行する必要があります。
・構成可能ルールをデバッグする機能
Calculation Managerで「構成可能計算(挿入ポイント)」ルールを操作するときに、「デバッグ」オプションを使用できるようになりました。 これにより、オンデマンド・ルールなど、他のルールに対してCalculation Managerが提供するデバッグ機能を利用できます。
[Planning]
・プレディクティブ資金予測 - 新しいプランニング・アプリケーション・タイプのご提供
業務、財務および投資キャッシュ・フローの明細から生成できる日次、週次または月次ローリング予測が可能です。 直接キャッシュ・フロー方式を使用して構築され、ビジネス内の複数の法的エンティティにわたって現金を最適化するためのディシジョンとアクションが可能になります。 さらに、法的階層の各レベルでの組織全体の資金ポジションの概要を示します。
EPM Enterprise Cloud Serviceでご利用いただけます。
[Narrative Reporting]
・SMART VIEWのNARRATIVE REPORTING拡張機能の更新
Oracle Smart View for Officeの更新されたNarrative Reporting拡張機能をダウンロードしてインストールできるようになりました。
[Tax Reporting]
・PILLAR 2の拡張
移行セーフ・ハーバー・ルールが拡張されました。セーフ・ハーバー・ルールにより、多国籍企業は、次の場合にCbCRおよび財務会計データの適格性に基づいて、特定の管轄区域におけるGloBE計算を回避できます:
- 管轄区域の収益および収入がデ・ミニマスしきい値を下回っている(デ・ミニマス・テスト)
- 有効税率(ETR)が合意税率以上である(簡易ETRテスト)
- 日常的な利益を除外した後、過剰な利益がないか(定期的な利益テスト)
・仕訳データの計算
エンティティの税金仕訳データが生成されるようになりました。 税金仕訳データをエクスポートして、ソース・システム(ERP、EPM、Financial Closeなど)に転記できます。