NetSuite の始め方 | アイテム 102: 非在庫アイテム

前回の記事では在庫アイテムについて詳しく説明しましたが、ビジネスによっては非在庫アイテムを使用する必要がある場合もあります。一般に、非在庫アイテムとは、社内で使用するため、または再販するために購入するものの、数量の追跡を行わないアイテムのことです。 

NetSuiteでは、非在庫アイテムは次の目的で使用されることが多いです: 

• 常にドロップシップするアイテムの記録と追跡 
• 販売や購入はするが在庫として保持しないアイテムの記録と追跡 

非在庫アイテムには、販売用、購入用、再販用の3つのサブタイプがあります。以下は、SuiteAnswers ID 28204に基づくそれぞれの定義です。 

非在庫アイテムのサブタイプ 

1. 販売用非在庫アイテム 

• 購入、販売、消費できるが、発注書には追加されず、在庫として保持されないアイテムです。顧客にのみ販売され、受注、現金販売、請求書などの顧客向けトランザクションに入力されます。 
• 例: リフォーム業界では、標準サイズに合わないカスタムデザイン製品が販売用非在庫アイテムとして考えられます。 

1. 購入用非在庫アイテム 

• 購入のみ可能で、発注書やベンダー請求書などのベンダー向けトランザクションに入力されるアイテムです。組織によって購入されるが再販されないものです。 
• 例: オフィス用品など。 

1. 再販用非在庫アイテム 

• 購入および販売が可能で、すべての該当するトランザクションタイプに表示されるアイテムです。これには、保管せずにベンダーから直接販売するドロップシップアイテムが含まれます。 
• 例: 小売業界では、商品をパッケージするための段ボール箱や袋など。 
   

非在庫アイテムの見つけ方 

非在庫アイテムを見つけるには、次の手順を実行します: 

1. リスト＞会計＞アイテム 
2. フィルターの設定: 非在庫アイテムに設定して、非在庫アイテムのリストを簡単に確認できます。 

後でアイテムの在庫を追跡する必要があると判断した場合、これらのサブタイプは、アイテムレコードの「Convert to Inventory」ボタンをクリックして在庫アイテムに変換できます。ただし、一度在庫アイテムに変換すると、元に戻すことはできません。詳細は、SuiteAnswers ID 30670を参照してください。 

非在庫アイテムに関する重要な設定 

1. Can Be Fulfilled/Received設定 
2. Generate Accruals設定 
    

an Be Fulfilled/Received設定は、すべてのサブタイプで利用可能です。このボックスをチェックすると、注文処理中にアイテムを受領および履行できるようになり、チェックを外すと、アイテムを受領および履行する必要がなくなります。この設定は、Advanced BillingおよびAdvanced Shipping機能が有効になっている場合にのみ使用できます。 

Generate Accruals設定は、再販用非在庫アイテムおよび購入用非在庫アイテムで利用可能です。この設定は、一般元帳への引当金の自動生成および計上を許可するためのものです。 

この情報が、非在庫アイテムタイプが有効に活用できるアイテムやビジネスプロセスの特定に役立つことを願っています。また、他のアイテムタイプに関する新しい記事が公開されるたびに更新されるように、NetSuiteの入門 > サプライチェーンマネジメントカテゴリーをフォローしてください！