NetSuiteの始め方|子会社階層計画

前の記事では、子会社構造について説明しました。ここでは、子会社階層の計画方法に焦点を当てます。

子会社レコードを作成する前に、組織の子会社の構造を計画することが重要です。子会社レコードごとに、その親を定義する必要があり、子会社が作成されると、NetSuiteによって階層構造が自動的に定義されます。子会社階層の親子関係を、最上位の子会社から図化することをお薦めします。このビジュアル表示は、会計およびレポート目的でデータを編成および連結するのに役立ちます。

子会社階層をマッピングする際には、国、基準通貨、税ネクサスなど、各子会社の重要な詳細を記録することが重要です。
• 子会社レコードで選択された国では、初期税金ネクサスおよび適切なNetSuiteエディションが自動的に設定されます。
• 基準通貨は、その子会社の財務に使用されるプライマリ通貨です。保存後は変更できません。
• ネクサスとは、税管轄区域を指します。必要に応じて、子会社レコードのネクサスを追加または更新できます。
さらに、階層の概要を説明したら、各親子会社の下に調整子会社を作成する必要があります。この調整子会社は、親と同じ基準通貨を共有する必要があります。
ノート: 消去子会社に関する詳細は、まもなく共有されます。

通常の事業活動の一環として会社の子会社階層を変更する必要がある場合は、まず、一般的なプリファレンスで「子会社階層の変更を許可」オプションを有効にする必要があります。
この設定を有効にするには:

1. 「設定」>「会社」>「プリファレンス」>「一般プリファレンス」に移動します。

2.「子会社階層の変更を許可」フィールドで、カレンダー・アイコンをクリックして、変更期間の最終日を選択します。
o この日付は、現在の日付の将来および30日以内である必要があります。
o 現在の日付を選択すると、親会社に変更を加えることはできません。

3. 子会社階層を変更することの影響を説明するライセンス契約をレビューします。

4. 条件に同意し、続行できる場合は、「同意」をクリックします。

5.「保存」をクリックして変更を適用します。

ノート: 変更期間は最大30日間です。指定した日の後は、子会社階層を変更できなくなります。ただし、プリファレンスを再度設定できます。

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