【Oracle CloudWorld 2022レポート】第二弾: メインステージ・キーノートスピーチのご紹介
今年10月に4日間にわたり開催された”Oracle CloudWorld 2022”の主な講演や新発表の内容をご紹介します。
第二弾となる今回は、オラクルのアプリケーション開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるスティーブ・ミランダによるメインステージ・キーノートスピーチ「What's new and next for Oracle Fusion Applications」の概要をご紹介します。
▼キーノートスピーチ動画がご覧いただけます(外部サイト)
https://www.youtube.com/watch?v=1wrU5HN6d2I
■変化対応のために設計され、お客様の成功のために開発 -Designed for Change. Built for You.-
「Designed for Change. Built for You.」というメッセージのもと、「Everything You Need」(必要なものを全て)、「Innovation that Matters」(イノベーション実現のために)、「Committed to Your Success」(お客様の成功のために)という3つ柱でOracle Fusion Cloud Applicationの進化やオラクルでの新たな取り組みが紹介されました。
「必要なものを全て -Everything You Need-」
Oracle Fusion Cloud Applicationsは、業界において最も充実したポートフォリオを有したSaaSスイートであること、そしてFusion Applicationsのためにデザインされた次世代型クラウドインフラストラクチャー(OCI Gen2)環境で提供されているとして、全てのお客様が通常のアップグレードの一環で最新のインフラ環境を自動的に入手できることが述べられました。また、新たに発表されたApplication Platformを活用することで、お客様自身で独自の拡張アプリケーションを容易にデザインし、Fusionと同じ外観に仕上げることができるようになるとしました。さらには、そのアプリケーションへAPIが提供されることで、統合され完全なエンドツーエンドのデータフローが実現可能となり、「必要なもの全て」が提供されるようになると続けました。
「イノベーション実現のために -Innovation that Matters-」
戦略的ソリューションとして、ヘルスケア業界向けのSCM/HCM/EPMソリューションの拡充が発表されました。その他、HCM領域では従業員維持に向けた新機能や、CX領域ではリードジェネレーションプロセスの自動化などの新サービスが継続的に追加されていることが述べられました。また、企業におけるサプライチェーンでのCO2排出量削減目標や、HCM領域でのDEI (Diversity, Equity & Inclusion)など、世界の前向きな変化への取組みを支援する新たなアナリティクス機能の追加が発表されました。オラクル自身もこれら分野での重要な指標に注力していることが述べられました。
「お客様の成功のために -Committed to Your Success-」
オラクルは製品の会社から「サービス会社」へと移行しており、お客様の成功のために尽力していることが述べられました。カスタマーサクセスなどの仕組み構築や、製品実装のトレーニングを受けた約2万社のパートナー企業とのエコシステムの拡張、オラクル開発メンバーやお客様同士でのコミュニティ「CustomerConnect」の形成など、ライフサイクルを通じてお客様の成功を支援する様々な取り組みが紹介されました。
■グローバル企業のお客様の登壇も必見です
ヒースロー空港やJPMorgan Chase Bankからお客様が登壇され、Oracle Fusion Applicationsを活用していかに変化に対応し、自社ビジネスを改革しているかお話しされています。ぜひ動画でご覧ください。