EPM Cloud:What's New 23.07 日本語翻訳の公開
EPM Cloud の月次更新について新機能や考慮点等を紹介する「What's New」を翻訳しております。
新たに23.07版を公開いたしました。
以下のリンクをご確認ください。
23.07の月次更新の主なトピックは以下の通りです。
[EPM Cloud共通]
・OCI移行: オラクル管理の移行が4月より順次開始されました。
7月移行の対象のお客様は2023年4月に移行のお知らせを受領したお客様となります。アプリケーション・データおよびユーザーリストについて、クラシック環境からOCI環境へ、23.07(7月)の月次更新で実施されます。対象のお客様で、23.07の月次更新で移行を希望しない場合は、EPM Automateコマンド(skipUpdate)を実行して23.07の更新を延期してください。
※EPM Automateによる移行の延期等、手順詳細は、「EPM Cloud: OCI Gen2移行手順書の公開」をご確認ください。
Oracle管理の移行に関するお客様へのお知らせを順次開始しております。ご案内が届きましたら移行スケジュールをご確認ください。
2023年5月に移行のお知らせメールを受領したお客様は、6月初旬にOCI環境のURLとログインパスワードを受領し、8月に移行となります。
2023年6月に移行のお知らせメールを受領したお客様は、7月初旬にOCI環境のURLとログインパスワードを受領し、9月に移行となります。
2つの移行オプションのうち、顧客管理の移行プログラムの受付は終了いたしました。
・ORACLE IDENTITY AND ACCESS MANAGEMENT (IAM)および簡易OAUTH 2.0構成の使用に関するドキュメント・サポート
「EPM Cloud管理者スタート・ガイド」には、IAMを使用して、ユーザーの管理やシングル・サインオンの構成など、EPM Cloud環境でのセキュリティの管理に関連するタスクを実行する方法が含まれるようになりました。また、REST API for EPM Cloudガイドは、OCI (Gen 2)環境の簡略化されたOAuth 2.0構成をサポートする手順で更新されています。
・日次メンテナンスの実行中、REST APIおよびEPM AUTOMATEのジョブが制御されます
次のコマンドは、日次メンテナンスの進行中は開始されません。日次メンテナンスの完了後に再開始する必要があります。
キューブのクリア、コンパクト・キューブ、データのエクスポート、メタデータのエクスポート、データのインポート、メタデータのインポート、データ・スライスのマージ、集計の最適化、キューブのリフレッシュ、キューブの再構築
・パイプラインの新しいジョブ・タイプ
プラン・タイプ・マップ、メタデータのエクスポート、メタデータのインポートの新しいジョブ・タイプを使用できます。
・SMART VIEWの無効なメンバーを保持する新しいフレックス・フォーム・オプション
フレックス・フォームでは、リフレッシュ後に無効なメンバーをシートに保持できるようになりました。以前は、リフレッシュ時に無効なメンバーを含む行または列がシートから削除されたため、問題が何であったのかがわかりにくくなり、メンバー名を強制的に再入力する必要がありました。
・SMART VIEWのメンバー情報ダイアログに表示される追加プロパティ
Smart Viewアド・ホック・グリッドでは、「メンバー情報」ダイアログに追加のメンバー・プロパティが含まれるようになりました。
・SMART VIEWで別名表が使用されていない場合でも、行内のメンバー名および別名の表示
「メンバー名および別名」オプションを使用すると、別名表を使用しない場合(「なし」に設定)、POV列のメンバー名の表示に影響を与えずに、メンバー名と別名を行で表示できるようになりました。
・SMART VIEWの複数選択セルでのズーム・イン操作のパフォーマンス向上
アド・ホック・グリッド内の選択したセルの範囲でズーム・インすると、メモリー不足やワークシートのロードの失敗などのパフォーマンスの問題は発生しなくなります。選択したセル数のガバナー制限が次の改善とともに導入されました。
- 選択したセルの数がしきい値の範囲内にある場合、メモリー不足やワークシートのロードの失敗などのパフォーマンスの問題がなく、ズーム・イン操作は正常に実行されます。
- 選択したセルの数がしきい値を超えた場合、抑制がしきい値を超える前にセルの数としてデータをロードできないことをユーザーに知らせる警告メッセージが表示されます。 ユーザーは、ズーム・イン操作を続行するためにセル選択範囲を縮小できます。
・有効な交差のREPORTSのサポート
アプリケーションで有効または無効な交差ルールを含めることができます。たとえば、特定の「製品」が特定の「エンティティ」に対してのみ有効であることを指定できます。Reportsでの利用をサポートします。
・タスク・マネージャとサプリメンタル・データ・マネージャ、エンタープライズ仕訳のビューの拡張
新しいビュー・オプションと既存のビューの機能拡張があります。
・データ・マップで集約ストレージ・キューブ(ASO)がソースとしてサポートされます
・お知らせ: データ統合へのデータ管理機能の移行
データ統合とデータ管理の機能が同等となっていくため、今後の更新ではデータ管理機能が段階的に利用不可となり、かわりに新しいデータ統合のユーザー・インタフェースを利用可能です。9月(23.09)の更新以降、以下のデータ管理機能は使用できなくなりますが、データ統合で使用可能です。 (データ統合はデータ管理の新しいUIであり、データ管理からデータ統合へのコンテンツの移行は不要です。)
データ管理)ソース・システム、ターゲット・アプリケーション、期間マッピング、カテゴリ・マッピング
↓
データ統合)接続の構成、アプリケーション、期間マッピング、カテゴリ・マッピング
・CALCULATION MANAGER管理者アプリケーション・ロールの削除
Calculation Manager管理者アプリケーション・ロールはEPM Cloudから削除され、「アクセス制御」画面に表示されなくなります。 このロールを削除しても、環境内の現在のロール割当および操作には影響しません。
・アクティビティ・レポートの更新
重要なセクションの先頭にタブを使用してレポート内のナビゲーションが改善されました。 表示している情報のタイプを理解するのに役立つ色分けされています。また、サプリメンタル・データ・マネージャ設計およびランタイム・メトリックが表示されています。
[ACCOUNT RECONCILIATION]
・Account Reconciliationのビューに対する拡張機能
チャート・ビュー、ピボット・ビューなどが追加されました。
・照合コンプライアンスおよびトランザクション照合のカスタム・ダッシュボード
カスタム・ダッシュボードは、照合プロセスの主要業績評価インジケータをビジュアル化し、プロセスをより簡単に追跡し、オンデマンドの可視性とインサイトを提供するのに役立ちます。
・バケット内のすべての通貨に対する単一計算金額
通貨バケットを定義する際、サービス管理者は残高属性の表示方法を選択できます。既存の残高属性に加えて、バケット内のすべての通貨に対して単一の計算済金額を提供する数値残高属性を表示できます。
[FCC]
・連結仕訳の新しいアプリケーション・ロール
新しい連結仕訳アプリケーション・ロールが追加されました。 これらのロールは、ユーザーおよびグループに割当てまたは割当て解除できます。
連結仕訳 - 作成、発行、承認、転記、非転記、承認後に自動転記、期間の管理
・連結仕訳の新しい処理およびステータス
「完了」という連結仕訳に対して、新しい処理を使用できます。 この処理およびステータスを使用して、仕訳を発行して承認する準備が整ったことをユーザーに通知できます。 完了処理が実行されると、仕訳のステータスは「完了」になります。
・データ・フォームの新しいSINGLETIMEディメンション
疎密最適化(DSO)オプションを使用するアプリケーションでは、データ・フォームにSingleTimeという名前の新しいシステム置換ディメンションを使用できます。 SingleTimeディメンションは、年ディメンションと期間ディメンションを結合します。
・エンティティ消去および比例調整メンバーの換算プロセス
レポート通貨への換算プロセス中に、換算範囲にFCCS_Entity比例調整およびFCCS_Entity消去調整メンバー(EPA/EEA)を含めるオプションがあります。 この機能は、拡張連結が有効になっている場合にのみ使用できます。
・パフォーマンス代替変数
パフォーマンスを向上させるために、OptimizeConcurrency、OptimizePelimCalculation、EnableYearlyConsol、ParallelCustomDimDSO、およびParallelCustomDimTranslation代替変数を有効にできます。
[EPCM]
・ENTERPRISE PROFITABILITY AND COST MANAGEMENT実装を管理するための新しいドキュメント
EPCMアプリケーションの一般的な実装プロセスの概要を示す新しいドキュメントが「Enterprise Profitability and Cost Managementの管理」ガイドに追加されました。