【最新blog記事】 経営イノベーション Forum 2023 開催報告
2023年8月2日(水)に、日経クロステック Active主催、日本オラクル協賛で、「経営イノベーション Forum 2023 テクノロジー/AIを駆使する企業価値経営の未来像」セミナーをオンラインで開催しました。
弊社からは、クラウドアプリケーション事業統括 インダストリーSE本部 シニアディレクターの中山耕一郎が講演させていただきました。
◆講演タイトル:AIを駆使した未来のファイナンス部門の実現
◆講演概要:AIは、確かに革新的なテクノロジーであり、様々な業界や分野に変革をもたらしています。財務経理業務もその例外ではありません。本セッションでは、財務経理業務の未来を見据え、従来の業務からの脱却を目指す企業の取り組みとその効果を、具体的な事例を通じてご紹介いたします。また、クラウドアプリケーションは最新テクノロジーを業務に取り入れるための鍵となっており、進化したAIと効率の向上を実現するための導入策についてもお話しします。皆様のファイナンス部門が未来に向けて進化し、競争力を高めるための貴重な情報をお届けいたします。
ブログでは、本講演内容のサマリをご紹介しています。ぜひご覧ください。
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(以下、本文より抜粋)
まず最初に、オラクルが自ら行ったDXにおける具体的な変革実績について説明。その中から会計領域のDXによって働き方改革が行われた例としてFP&Aのデジタルトランスフォーメーションについて取り上げました。
~オラクル自社での変革実績~
■改革前:金曜日の経営会議直前までレポート集計と加工に忙殺。直前にようやく完成。会議ではレポートに記載された過去の「実績・結果」の説明に終始していた。
■改革後:金曜日の経営会議の前日までには参加者にレポートをメールで共有。会議では、過去実績の報告は(事前共有済のため)必要なく、「今後どうなっていくのかのトレンド(予測)」と「現状課題の分析および対応アクションの提言」。生産性の高い会議を遂行できるようになった。
改革後の変化の1つとして人事評価が変わりました。従来は「Excel専門家。いかにレポート早く、正確に作成できるか?」が重要でしたが、現在は「ファイナンスの見識をもち、いかにビジネス部門とコミュニケーションを円滑に行い、具体的な提言ができているか?」を重視する評価となりました。
DXによる改革は単なる業務の効率化のみならず、そこで働く人の評価までを変えて行く、そのためにも経理業務の自動化の可能性を追求していくことが大切です。
そして、オラクルはAI・機械学習などの先進技術で自動化の範囲を拡張しています。
・請求書入力作業を自動化(貝掛/未払い金業務を30%効率化):IDRは、OCRを利用して請求情報を識別し、請求データを自動生成。また、機会学習によりその読取精度を段階的に向上させていく。
・リコンサイル(勘定照合)業務自動化:累計20,000のリコンサイル業務の40%を自動化
次に、経理業務におけるオラクルのAI先進例としてTouchless Transactionについて説明しました。
~Touchless Transaction:経理業務におけるオラクルのAI先進例~
・決算業務を究極なまで自動化し、1 day closeがオラクルの最終ゴール。
・ 一方で、決算業務にはまだマニュアルや手作業の業務が残っており、デジタル化が進んでいない。
・デジタル化されていない業務を例示し、決算業務短縮化の具体的なDXの方策について説明、AIによる判断性能がさらに向上し、業務の自動化、高度化が飛躍的に進むことを示唆した。
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▼Oracle Cloud Applications日本公式ブログサイトより全文お読みいただけます