EPM Cloud:What's New 23.10 日本語翻訳の公開
EPM Cloud の月次更新について新機能や考慮点等を紹介する「What's New」を翻訳しております。
新たに23.10版を公開いたしました。
以下のリンクをご確認ください。
23.10の月次更新の主なトピックは以下の通りです。
[EPMプラットフォーム]
・OCI移行: Oracleでは、2023年末までにすべてのEPM Cloud環境をOCIに移行する予定です。
10月移行の対象のお客様は2023年7月に移行のお知らせを受領したお客様となります。アプリケーション・データおよびユーザーリストについて、クラシック環境からOCI環境へ、23.10(10月)の月次更新で実施されます。
※手順詳細は、「EPM Cloud: OCI Gen2移行手順書の公開」の手順書V5、および補足資料「OCIコンソールアクセス_MFA強制について」をご確認ください。
Oracle管理の移行に関するお客様へのお知らせを順次開始しております。ご案内が届きましたら移行スケジュールをご確認ください。
2023年8月に移行のお知らせメールを受領したお客様は、9月初旬にOCI環境のURLとログインパスワードを受領し、11月に移行となります。
・特定の国からのみOCI(GEN2)環境への接続を許可
特定の国からのみ、OCI(Gen2)環境への接続を許可するようにOracleにリクエストできるようになりました。 このリクエストを実装すると、設定国以外からの接続試行はすべてブロックされます。
・OCI(GEN2)環境からの送信者電子メール・アドレスの変更
この更新以降、OCI(Gen2)環境から送信される電子メールのアドレスは、no.reply@epm.oraclecloud.comに変更されます。
・ORACLE SMART VIEW FOR OFFICEの新規バージョン
Smart View for Officeバージョン23.200は、My Oracle SupportおよびOracle Technical Resources (以前のOracle Technology Network)から使用できるようになりました。
・データベース・リフレッシュ・プロセスでメタデータ検証を使用した際のメンバーID不一致の解決
「メタデータの検証」(以前の自動修正エラー)は、データベース・リフレッシュ・プロセス中にビジネス・プロセスとEssbaseの間でメンバー・アイデンティティ(ID)の不一致をスキャンし、自動的に解決します。
・タスク管理:複数タスクの要求およびリリース
タスク・マネージャで複数のタスクを一度に要求およびリリースできるようになりました。グループまたはチーム割当を介してタスクに関連付けられているユーザーは、一度に複数のタスクを要求およびリリースできます。
・補足データ・マネージャ:検証図のしきい値制限のサポート
特定の属性のフォームで検証しきい値制限(パーセント・ベースまたは値ベース)を定義し、完全一致を必要とせずにフォームを処理できるようになりました。フォームの合計が、指定した値または指定したパーセント(+100%)に達すると、検証は合格します。
[FCC]
・構成可能な連結ルールの前に取得および処分メンバーを移入する機能
取得および処分による増減メンバーを構成可能な連結ルールにソース・データとして含めることができます。
・連結ジョブのリアルタイム・ステータスの表示
統合ジョブを実行すると、ジョブ・コンソールにジョブのリアルタイム・ステータスが表示されます。 処理中のレベル、連結される期間、および処理期間のエンティティの合計数に対する処理されたエンティティの合計数に関する情報が表示されます。
・換算上書きの追加グローバル・レート勘定科目を作成する機能
平均レートおよび期末レート・システム勘定科目に加えて、合計20の勘定科目について、換算上書きルールに対して最大18の追加グローバル・レート勘定科目を作成できるようになりました。
[NARRATIVE REPORTING]
・SMART VIEWに埋め込む前に使用可能なコンテンツをプレビュー
作成者は、Smart Viewの「コンテンツの埋込み」ダイアログにある新しい「プレビューを表示」ボタンを使用して、使用可能なコンテンツをドックレットに埋め込む前にプレビューできるようになりました。
・SMART VIEWのドックレットで使用可能なコンテンツ名の表示
Smart Viewを使用して、使用可能なコンテンツをWordまたはPowerPointドックレットに埋め込むと、使用可能なコンテンツ名またはタイトルが含まれます。 これにより、使用可能なコンテンツのソースをすばやく識別できます。
[Planning]
・新規ビデオ
Cloud EPM Planningのイベントによる予測の概要
予測の実行時にイベントを考慮すると、予測の精度が向上し、イベントによる販売またはボリューム需要への影響を事前に適切に計画するのに役立ちます。 季節的、文化的、その他のタイプのイベントを組み込むことによって、予測される急上昇を確認できる機会を活用し、それらの特定のイベントの予測データに分類できます。
・ワークフォースで使用可能なその他の支給項目、福利厚生および税金
ワークフォース(要員計画)では、追加支給項目、福利厚生および税金の任意の組合せで最大30のメンバーを持つことができるようになりました。
・ワークフォースと財務計画の間の統合のためにアカウントをマッピングする際に無効なデータを識別する新規ワークフォース・フォーム
ワークフォース(要員計画)と財務計画の統合のために勘定科目をマッピングする際に、ワークフォースで欠落または無効なマッピングを識別するために新しいフォーム「無効な財務マッピングの識別」を使用できます。
・摘要およびコメントを含めるために更新されたワークフォース・ルールおよびテンプレート
ワークフォース・ルールおよびテンプレートが更新され、摘要およびコメントが含まれるようになりました。 これらの説明およびコメントは、ルール・カードまたはCalculation Managerで確認できます。
[TAX REPORTING]
・PILLAR 2の有効化
Tax Reportingでは、Pillar 2と呼ばれる新しい経済協力開発機構(OECD)グローバルミニマム課税機能が提供されます。
フォーム、ルール、カスタム属性などが新規に提供されます。
[重要な処理および考慮事項]
・デフォルトのEssbase問合せ制限
11月(23.11)の更新以降、Essbase問合せ制限のデフォルト値(Essbase問合せを実行して情報を取得および配信できる最大時間)は900秒(15分)に設定されます。 現在、Essbase問合せは無期限に実行できます。
・アプリケーション・ロール名の変更
今後の更新では、Oracleによって一部のアプリケーション・ロールの名前が変更され、ビジネス・プロセス全体でロール名が調整されます。 詳細は、What's New本文をご参照ください。
・EPM Cloud Redwood以外の背景テーマのサポートを終了する予定です
Oracle Redwoodの画面デザインは、ユーザー生産性の向上、トレーニング・コストの削減、ユーザー満足度の向上を支援しており、 Oracle Cloudユーザ-に幅広く採用されています。Redwood背景テーマへの移行をご計画下さいます様お願い致します。