【公式blog記事紹介】Oracleの生成AI戦略
※ 本記事は、Greg Pavlikによる"Oracle’s generative AI strategy"を翻訳/意訳したものです。
エンタープライズに特化したオラクルの戦略
オラクルのAI戦略は、企業が3つの領域でAIに関わることを前提にしています。その領域とは、インフラストラクチャ(IaaS)、モデルとサービス(PaaS)、そしてアプリケーション(SaaS)です。
まず、オラクルはモデルを大規模にトレーニング・提供するための堅牢なインフラストラクチャ(IaaS)を提供しています。オラクルは、NVIDIAとのパートナーシップを通じて「超低レイテンシネットワーク(RoCE = RDMA over Converged Ethernet)」とそこに接続された「最新のGPUを搭載したSupercluster」をお客様に提供できます。このソリューションは、生成AIモデルを大規模にトレーニングするための、高いパフォーマンスとコスト効率を実現します。現在、AdeptやMosaicMLのような多くのAI企業が、オラクルのインフラストラクチャを利用し製品を開発しています。
2つ目に、オラクルは、簡単に利用できるように設計されたフルマネージドなクラウド・サービスを、開発者や研究者に提供しています。弊社は、エンタープライズ向けの大規模言語モデル(LLM)を提供する生成AIのリーディング・カンパニーである、Cohereとのパートナーシップを通じて、新しい生成AIサービス基盤(PaaS)を展開します。近日公開予定のオラクルの新しいAIサービス「OCI Generative AI」は、お客様がAPIを通じて、自社のアプリケーションやワークフローに生成AI機能を簡潔に追加できるようサポートします。
3つ目に、オラクルは、ビジネス・ユーザーが毎日使用するアプリケーションやワークフローに生成AIモデルを組み込んでいます。Cohereの生成AIをFusion、NetSuite、およびオラクルの業種向けアプリケーション(SaaS)に組み込むことで、生成AIの恩恵を組織全体が即座に享受できるようになります。オラクルは、生成AIベースのネイティブ機能をさまざまな業界に提供することで、主要なビジネス機能の自動化、意思決定の改善、カスタマー・エクスペリエンスの向上を支援します。例えば、ヘルスケアでは、Oracle Cernerは数十億件の電子健康記録(EHR)を管理しています。オラクルは、患者の退院サマリーや医療保険の承認書の自動生成などヘルスケア領域に特化した生成・モデルを、匿名化されたデータを使用して作成することができます。
オラクルが提供する生成AIサービスは、インフラストラクチャからアプリケーションまで幅広く、最高レベルのセキュリティと、パフォーマンス、効率性、そして価値を提供します。
▼全文はOracle Cloud Applications Japan 公式Blogでお読みいただけます。
https://blogs.oracle.com/saas-jp/post/generative-ai-strategy-saas