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オラクルが語る、金融業界の新潮流シリーズ 第4回 「金融機関によるデイリー・クローズ戦略」
今回は金融機関におけるデイリー・クローズ(daily close)を考察します。
デイリー・クローズとは
これは別名ワン・デイ・クローズ(a one day close)やバーチャル・クローズ(virtual close)とも呼ばれたりします。どれも会計連結および帳簿を1日で閉じることを目指して、会計の早期化、経営戦略立案時間の創出および超効率化(DX)を全社で図るというビジョンです。
コロナ禍では、このビジョンに、「リモートワークでの完全クローズ」が加わって、元々どこでもいつでも会計をクローズできるという「バーチャル・クローズ」の「バーチャル」がリモートでのクローズを意味するようにもなりました。
これがビジョンだと言っているのは本当に1日でクローズできている企業は非常にまれであることです。ですので、デイリーというのは「できるだけ早くクローズ」と置き換えていただいてよろしいかと思います。
参考までにオラクル社の取り組みを紹介します。オラクル財務チームは、1 日でクローズ(a one day close)し、最終的にはタッチレス取引と会計に焦点を当てた自動クローズ、という野心的なビジョンに向けて前進しています。その結果、下記のような成果を報告しています。
●2021年9月S&P 500の他のどの企業よりも早く四半期および年次財務諸表を提出
●完全リモートワークにおいて、世界の銀行取引の約 92% が自動的に照合。数百の法人にわたるグローバルな企業間残高が 90 分で調整。経費の配分は 98% 削減。複数元帳、複数通貨の仕訳帳を使用して手動会計を 35% 削減
海外ではテクノロジー企業だけでなく、多くの金融機関もデイリー・クローズをチャレンジに掲げ、投資を行い、会計の早期化を実現しています。“daily close to forecast” “daily close programme”などのプロジェクト名で、最近ではグローバルで16の帳簿をクラウドベースの1帳簿に統合することにより、クローズを16日間から6日間に短縮したグローバルFGの事例も報告されています。
▼全文はOracle Cloud Applications Japan 公式Blogでお読みいただけます。
https://blogs.oracle.com/saas-jp/post/new-trends-in-finance-series-4