【Customer Connectのご紹介】アイデア・ラボのご紹介:後編
Customer Connectのご紹介シリーズ、今回は、先月ご紹介した英語版のアイデア・ラボ・ガイドラインの後編です。前編はこちらからご覧いただけます。
後編では、アイデアが登録後にどのように処理されていくのか、また、登録時のヒントや留意事項についてお伝えします。
アイデアの流れ(登録から実装まで)
・アイデアを投稿します
機能の改善や拡張に関するアイデアをお持ちでしょうか。オラクルでは、お客様からのアイデアをアイデア・ラボで募集しております。該当する製品カテゴリのアイデア・ラボにご投稿をお願いします。アイデアは、投稿後、そのコミュニティで公開されます。コミュニティのメンバーがアイデアを閲覧し、自分や他の企業・組織にとって価値があるかどうかを考え、投票やコメントといった形でフィードバックを行います。
ヒント:同じタイプのビジネス・プロセスやユースケースを使用していたり、類似する業界に所属する、他のメンバーにアイデアを共有し、アイデアに投票するよう呼びかけるとより多くの投票が得られる可能性があります。
・アイデアがコミュニティで評価されます
アイデアが投稿されると、コミュニティのメンバーによる投票の対象となります。
オラクルは、会社別の投票数をトラッキングしています。投票が少ないと、その時点ではそのアイデアは強く求められていないと考えられ、製品ロードマップに追加する対象ではないと考えられる可能性があります。多くの投票を得て、強い支持を得ると次の段階に進みます。
・アイデアのステータスが「Under Oracle Review」になります
オラクルの開発部門が、将来のリリースに向けて、アイデアを評価します。投稿されたアイデアは採用される可能性があります。ただし、製品ロードマップに含めるかどうかの決定には、他のコミュニティ・メンバーの関心の強さ、機能の複雑さ、リソース、市場動向、今後のリリース予定などの様々な要因があり、必ずしも採用されるという訳ではありません。
・アイデアに対して、オラクルが詳細情報を求めています
アイデアを効果的に評価するために、オラクルの開発部門は追加の情報を必要とする場合があります。ユースケースの拡張シナリオ、アイデアがどのように企業のビジネス目標達成に役立つか、アイデアが実装された場合の企業のメリット、その他の追加情報などを求められる場合があります。 より多くの情報をご提供いただくことで、オラクルは様々な観点から、アイデアをレビューすることができます。
・アイデアのステータスが「Planned」または「Option for Future Release」になります
オラクルの開発部門がレビューを行った結果、お客様のアイデアは将来のリリース計画に含める候補となりました。このアイデアは、同じビジネス・プロセスを行う他の企業にもメリットをもたらし、目標を達成し、業務をより効果的に実行する方法を提供するものだと判断されました。 ただし、この段階になっていても、まだ、アイデアが実装されない可能性もあることをご留意ください。
・アイデアが却下またはアーカイブされました
残念ながらすべてのアイデアが実装されるわけではありません。アイデアが却下される理由としては、既にあるアイデアとの重複、少数のユーザーにのみ該当するアイデアであること、十分な数の指示を得られなかった、オラクルの現在の短期的な製品拡張の優先順位と一致しない、などがあります。
ヒント:
- アイデアのステータスが更新されると、アイデアの投稿者や購読者は通知を受け取ることができます。通知設定が適切に設定されていることを確認してください。
- 「My Ideas」ページでは、自分が投稿したアイデア、自分が投票したアイデア、自社から投稿されたアイデア、自社から投票したアイデアを、簡単に閲覧できます。
FAQ・役立つヒント
そのアイデア(機能)はすでに実装されていませんか?
投稿する前に、製品ドキュメント、My Oracle Supportのナレッジ・ベース、Customer Connectのディスカッション・フォーラムなどを検索して、その機能がまだ存在していないことを確認することができます。
同じようなアイデアはすでに登録されていませんか?
コミュニティを整理された状態に保つために、投稿する前に類似するアイデアがあるかどうかを確認してください。既に登録されているアイデアがあると、同じような投稿が増えてしまい、メンバーの反応が薄まって(ばらけて)しまいます。既に登録されているアイデアがある場合は、そちらに投票、コメント、フィードバックを追加してください。
重複したアイデアを発見したら報告してください。
もし重複しているアイデアを見つけた場合は、弊社までお知らせください。アイデアのURLを、cloudconnect-help_ww@oracle.comにメッセージを送信するか、重複するアイデアにコメントを追加して知らせてください。
できるだけ詳細に記載してください。
機能拡張のご要望をできるだけ詳しく説明してください。ビジネス上の期待やユースケースについて、また、可能であれば、この拡張によってどのような望ましい結果が得られるかをお書きください。重要なマイルストンの日付と理由、ご要望(アイデア)が重要である理由とそれにより得られるメリットに関しても記載できることがあればお知らせください。
アイデアを明確にするために、ユースケースとペルソナを追加します。
何を行おうとしているのか、企業内の誰がその機能を利用し、誰がその機能を享受できるかを共有してください。これらの詳細は、お客様のニーズを明確にするために役立ち、また、その問題をより迅速に解決する別のアプローチがないかどうかを検討することにも役立ちます。
アイデアには機密情報を記載しないでください。
お客様がオラクルに開示する情報は、非機密、かつ、オラクルの所有物として扱われます。オラクルのお客様、パートナー様、従業員が、この情報にアクセスできることをご承知おきください。オラクルは、投稿された情報を自らの裁量で義務を伴わず使用する権利を有します。
覚えておいていただきたいいくつかのポイント:
- 一つの投稿には、一つのアイデアのみにしてください
- 内容がわかる説明的なタイトルにしましょう
- 明確で、簡潔に
- 画像や動画をつけましょう
アイデアを購読して最新情報を入手してしょう。
アイデアを購読することで、ステータスの更新や、他のユーザーやオラクルの開発部門からのコメントがあった時に、通知を受信することができます。また、「My Ideas」ページでは、自分が投稿したアイデア、お気に入りのアイデア、自社のメンバーが投稿したアイデアを管理、共有、追跡することができます。
アイデアの投稿時に連絡先情報をお知らせください。
お使いいただいているお客様にアイデアを登録していただくことが望ましいですが、場合によっては、コンサルティング業務に携わるコンサルタントの方や保守や実装を行う担当者様が、お客様の代わりにアイデアを投稿されることがあるかと思います。その場合、お使いいただいているお客様の会社名と連絡先ご担当者名をアイデアにご記載ください。これは、投稿を行った方が別のプロジェクトに移ったり、業務を終了された後に、このアイデアに関してオラクルからお客様にご連絡やご質問をする際に必要となります。
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今後も、Customer Connectの使い方に関するご案内を続けてまいりますので、ご一読いただけると幸いです。
また、ご同僚、チーム内に、ユーザ未登録の方がおられましたら、こちらの公式ブログの記事「世界中のオラクル・クラウドのお客様がコラボレーションするCloud Customer Connectとは?」にて登録方法をご案内しておりますので、ぜひご案内ください。