Cloud EPM: What's New 24.12 日本語翻訳の公開
Cloud EPMの月次更新について、新機能や考慮点等を紹介する「What's New」を翻訳しております。
新たに24.12版を公開いたしました。
以下のリンクをご確認ください。
What's New(日本語)
What's New(オリジナル/英語版)
※英語サイトが刷新され、構成やURLが変更になりました。
今月の主なトピックは以下の通りです。
[EPMプラットフォーム]
・複数のカスタム送信者Eメール・アドレスのサポート
EPM環境(OCI Gen2)から送信されるアドレスとして no.reply@epm.oraclecloud.comを使用していますが、この月次更新以降、複数のカスタム送信者Eメール・アドレスを構成できます。 たとえば、Planning環境およびEDM環境からのEメールを区別するために、送信者アドレスをそれぞれ構成できます。
・データ統合でサポートされるユーザー・レベルのプロファイル
データ統合で事前定義済のユーザー・レベルのオプションを設定できるようになりました。
・リフレッシュ後にアド・ホック・グリッドに保持される無効なメンバーおよびコメント
Smart Viewアド・ホック・グリッドで、リフレッシュ後に無効なメンバーを保持できるオプションが提供されました。ユーザーは、誤って無効なメンバーを入力した場合でも、リフレッシュ中に入力値を失うことなく、エラー箇所を素早く特定できます。
・Smart View (Macおよびブラウザ)でのフレックス・フォームの使用
Oracle Smart View for Office (Macおよびブラウザ)でフレックス・フォームを使用できるようになりました。
・Smart Viewのリレーショナル表を含むReportsのインポート
リレーショナル表を含むフォーマット済ReportsをNarrative Reportingからインポートし、Smart Viewにインポートできるようになりました。
Smart Viewでこの機能を使用するには、Narrative Reporting拡張機能24.10以降およびEPMブック拡張機能24.11以降が必要です。
・新規アクション・メニュー・オプション: アド・ホックで有効化
以前は、アド・ホック・グリッドに対してのアクション・メニューは個々のフォームにのみの関連付けでした。新しい「アド・ホックで有効化」オプションを使用すると、管理者はグローバル・アクション・メニューを作成できます。
・Calculation Managerでの新しい統計カスタム関数
@CalcMgrExcelBINOMDIST: 個々の用語の二項分布確率を返します
@CalcMgrExcelNORMSDIST: 正規分布を返します
などの新しい統計カスタム関数を使用できます。
・Cloud EPMシステムレポートの紹介
システムレポートをReports内で生成できるようになりました。特に、タスク・マネージャ、補足データ、エンタープライズ仕訳などのプロセスおよびコンポーネント用に生成できます。
適用先: EPCM、FCC、Narrative、Planning、Tax Reporting
タスク・マネージャ: すべてのビジネス・プロセスおよびレポート期間にわたるタスク実行パフォーマンス。
補足データ・マネージャ: すべての収集期間にわたるフォーム実行パフォーマンス、およびすべての収集にわたるフォーム明細項目詳細。
エンタープライズ仕訳: すべての仕訳期間およびすべての仕訳明細項目詳細にわたる仕訳実行パフォーマンス。
アラート: すべてのレポート期間にわたる実行パフォーマンスに関するアラート。
[Account Reconciliation]
・データ統合を使用してロードされた照合コンプライアンス・トランザクションのドリルダウンおよび詳細の表示
ロードされた照合コンプライアンス・トランザクションの詳細を簡単に確認できます。
・照合カードの「トランザクション」タブからの確認または提案された照合の破棄
提案された照合の確認または破棄ができるようになりました。
[EDM]
・照合ルールのしきい値の自動受入および除外
照合スコアが自動受入しきい値を満たすか超えると、照合候補が自動的に受け入れられます。 照合スコアが「自動除外しきい値」以下の場合、照合候補は、リクエスト品目の照合結果から自動的に除外されます。
・変更管理ダッシュボード
変更管理ダッシュボードを使用すると、データ・スチュワード・ユーザーおよび監査者は、EDMで完了したリクエストの変更を分析できます。
・検証を示すポリシー・リスト・レポート・ダウンロードの列
ポリシー・リスト・レポートをファイルにダウンロードする場合、各ポリシーが有効かどうかを識別するための追加列が含まれます。
・ナビゲーション・フローへのEDMページの埋込み
EDMページは、EPMビジネス・プロセスのナビゲーション・フロー内に埋め込むことができます。
・抽出および抽出パッケージのExcel出力形式
抽出およびパッケージの抽出では、オプションでプレーン・テキストではなくExcelスプレッドシート形式でファイルを生成できます。完全抽出、増分抽出および生成抽出で使用できます。
・個々のファイルをグローバル接続に出力するためのパッケージ・オプションの抽出
グローバル接続にデータを抽出する抽出パッケージは、Zipパッケージ」オプションを無効にして、個々の抽出ファイルを接続ターゲットに書き込むことができます。
・EPM自動化コマンドloadDimensionViewpointの利用
loadDimensionViewpoint EPM自動化コマンドが使用可能になりました。
[FCC]
・構成可能な連結ルール検証の警告
構成可能な連結ルールを作成すると、検証によってルール開発に関する警告が表示されるようになりました。
[Planning]
・新規ビデオ
プレディクティブ資金予測でのナビゲーション・フロー、ロールおよびユーザー・プリファレンスの設定
ナビゲーション・フローの設定方法、それらのナビゲーション・フローへのロールの割当て方法、およびユーザー・プリファレンスの設定方法を学習します。
・Planningモジュールのコンテンツ更新の改善
コンテンツ更新の待機時間が短くなり、更新プロセスをガイドするメッセージが改善されました。
[Tax Reporting]
・ロック/ロック解除ステータスの表示
「所有権管理」画面に、承認ユニット・ステータスに基づいてエンティティのロック済/ロック解除ステータスを表示する列が含まれるようになりました。
[考慮事項]
[EPMプラットフォーム]
・安全ではない(HTTP) URLは接続を許可されません
2025年2月(25.02)の更新以降、安全なHTTPプロトコル(HTTPS)を使用する必要があります。安全でないHTTP URLはサポートされなくなります。
・OCI(Gen2)環境のアイドル・セッション・タイムアウトのEPM自動化およびREST API設定の非推奨を取り消します
前月の月次更新で、2月(25.02)から、setIdleSessionTimeoutおよびgetIdleSessionTimeoutのEPM自動化コマンドおよび対応するREST APIがOCI (Gen 2)環境では機能しなくなることを発表しましたが、こちらを取り消し、引き続き、OCI (Gen 2)およびクラシック環境でサポートします。