Cloud EPM: What's New 25.05 日本語翻訳の公開
Cloud EPMの月次更新について、新機能や考慮点等を紹介する「What's New」を翻訳しております。
新たに25.05版を公開いたしました。
以下のリンクをご確認ください。
What's New(日本語)
What's New(オリジナル/英語版)
【お知らせ】
・Financial Reporting/FRは、2025年6月以降のサポート終了を最終決定いたしました。
・フォーム1.0とダッシュボード1.0は、2025年6月にサポートを終了する予定です。
・2025年6月以降、TLS 1.2利用を停止します。OS、ブラウザ、EPMクライアント(EPM自動化、SmartView)のサポートバージョンをご確認ください。
今月の主なトピックは以下の通りです。
[EPMプラットフォーム]
・センター・オブ・エクセレンス(CoE)の新しいリソース
EPMを最大限に活用するために、「EPMセンター・オブ・エクセレンス (CoE)」を準備しています。「Oracle Cloud Success Navigator」が新たに追加されました。Oracle Cloud実装からのインサイトを活かし、成功するために必要なツールが備わっています。※現在英語での提供のみですが、新機能の実装や変更管理に役立つサイトのご提供を開始しました。
・ドキュメント・ライブラリ内のドキュメントをリストするためのREST API
REST APIを使用して、ドキュメント・ライブラリのドキュメントをリストできるようになりました。すべてのドキュメントの取得、IDによる文書の取得、ドキュメントを名前でソート等が可能です。
・ドキュメント・ライブラリからドキュメントを削除するためのREST API
REST APIを使用して、ドキュメント・ライブラリからドキュメントを削除できるようになりました。
・アプリケーション間のデータ・マップにおける新しいデータ・プッシュのサポート
メンバー・マッピングとリモート・ターゲット環境へのデータ・マップを含むデータ・マップが、データ・プッシュとしてサポートされるようになりました。(以前はスマート・プッシュとしてのみサポートされていました。)Cloud EPM内の複数の環境間でデータを連携できるため、様々なキューブからのデータをより詳細に分析できます。
適用先: EPCM、FreeForm、Planning
・Smart ViewのEPMブック拡張機能の更新
EPMブック拡張機能の更新をダウンロードしてインストールできるようになりました。
・IPM: 動的計算メンバーのインサイトおよび予測の生成
「動的計算」親メンバーおよびリーフ・メンバーのインサイトおよび予測を生成できるようになりました。これにより、親レベルでインサイトと予測を生成すると、特に階層の下位レベルでデータが欠落しているか正確でない場合に、精度が向上します。
・プラットフォーム・レポート・ライブラリからレポートとブックをExcelで直接開く
レポート・ライブラリを使用すると、レポートおよびブックをアイコンを介してExcelで直接開くことができます。以前は、レポートをHTMLまたはPDFで起動するか、ブックをPDFで起動してからExcelにエクスポートする必要がありました。
・ダッシュボード2.0のダッシュボードへのインストラクションの追加機能
ダッシュボード全体にインストラクションを追加できるようになりました。
・アーティファクト・ラベルを使用したダッシュボードの説明および指示のローカライズのサポート
ダッシュボード・アーティファクトのラベル・プロパティ「摘要」および「指示」を使用して、ユーザーのブラウザ・ロケールに基づいて言語を変更できます。
・タスク管理:アラート・エスカレーション・パスを使用した例外管理の改善
アラート・エスカレーション・パスを定義して、アラートの優先度を自動的に上げ、指定した日数内にアラートが未解決のままである場合は追加ユーザーに通知できるようになりました。システム以外のユーザーをアラートEメールに含めることができる新しい通知割当先ロールで、アラートがさらに拡張されました。
[Account Reconciliation]
・残高属性を使用した残高に関連する追加情報のロード
残高をロードするときに、統合を介して残高に関連する追加情報をロードできるようになりました。この追加情報は、フォーマット・ルール、プロファイル・ルール、フィルタ、列、ダッシュボードおよび計算済属性を定義するときに使用できます。
・自動アラートによる例外管理の拡張
トランザクション照合では、サービス管理者はアラート・ルールを構成して、照合タイプの未照合トランザクションのアラートを自動的に生成できます。
[EDM]
・新規ビデオ
新しいビデオ「抽出パッケージの作成と実行」が使用可能です。
EDMでの抽出パッケージの作成と実行について説明しています。
[FCC]
・連結レポート・ヘッダーの拡張
連結レポート・ヘッダーは、連結仕訳レポートおよび会社間レポートと一致するように更新されました。POVに加えて、ヘッダー・セクションには、列の表示、階層、メンバー名オプションなど、レポートに対して選択されたすべてのオプションが含まれるようになりました。
[Narrative Reporting]
・生成AI (GenAI)機械学習(ML)プロパティ・ファイルの変更
レポートでは、生成AI機能について、機能および修正に対応するようにデフォルトの機械学習プロパティ・ファイルが更新されました。機械学習プロパティ・ファイルがカスタマイズされている場合、以前の変更を含めるように新しいデフォルト・プロパティ・ファイルを変更する必要があります。
・レポート・リファレンス・ドックレットの使用可能なコンテンツとして表を指定
レポート・リファレンス・ドックレット内で使用可能なコンテンツのソースとしてレポート・リレーショナル表を指定できるようになりました。Microsoft WordまたはPowerPointドックレットに埋め込むことができます。Microsoft Wordに埋め込むと、レポート表オブジェクトがWord表に変換されます。PowerPointでは、表オブジェクトがイメージに変換されます。
・Smart Viewの新しい埋込みコンテンツ・パネル
新しい「埋込みコンテンツ」パネルから、使用可能なコンテンツおよび埋込みコンテンツに関連するタスク(リファレンス・ドックレットおよびファイルから使用可能なコンテンツを追加したり、使用可能なコンテンツをドックレットに埋め込むなど)を実行できるようになりました。 また、埋込みコンテンツを簡単に検索できるようになりました。
・Smart ViewのNarrative Reporting拡張機能の更新
Narrative Reporting拡張機能をダウンロードしてインストールできるようになりました。
・環境をロールバックする機能
本番環境またはテスト環境で月次更新前の状態に戻すようリクエストできます。
[Planning]
・新しい設計のベスト・プラクティス・ガイド
「Oracle Fusion Cloud EPMの設計のベスト・プラクティス」のリリースをお知らせします。このガイドでは、効率性、使いやすさ、長期的な成功を向上させる明確で実証済のガイドラインを提供することで、高品質でスケーラブルなアプリケーションを計画および設計できます。
[EPCM/Enterprise Profitability and Cost Management]
・モデリング・コマンドおよび配賦のトレースを実行するための新しいPCMエージェント(生成AI)
ガイド付き自然言語ツールであるPCMエージェント(GenAI)を使用して、ワークフロー・タスクを支援し、モデリング・コマンドを実行できるようになりました。生成AIの機能を使用することで、ワークフロー・タスクやモデリング・コマンドを支援し、モデル、ルール・セット、ルールをより効率的に作成および編集し、アナリティク・トレースを実行できます。
[考慮事項]
[EPMプラットフォーム]
・EPM自動化のためのJava 8の廃止
8月(25.08)更新以降、EPM自動化はJava 8の使用を中止し、Java 17を利用します。