Cloud EPM: What's New 25.10 日本語翻訳の公開
Cloud EPMの月次更新について、新機能や考慮点等を紹介する「What's New」を翻訳しております。
新たに25.10版を公開いたしました。
以下のリンクをご確認ください。
What's New(日本語)
「25.10」をご参照ください。
What's New(オリジナル/英語版)
Enterprise Performance Management What's New October 2025 (25.10) Update をご確認ください。
お知らせ
・Cloud EPMで使われているEssbaseバージョンが順次更新される予定です。このバージョンアップに伴うお客様作業はございません。
・フォーム1.0とダッシュボード1.0は、今回更新の2025年10月以降サポートを終了します。
・Groovyの更新が25.12にスケジュールされました
25.12更新(2025年12月)に予定されているGroovyエンジンの将来のバージョンでは、より厳しい検証ルールとなり、これまで有効だったルールが検証に失敗する可能性があります。Groovyルールをお客様にて追加設定している場合は、25.08にリリースされたGroovyスクリプト・バリデータで検証し、修正が必要なルールをご確認ください。
トピック
[EPMプラットフォーム]
・ウォーターフォール・チャートの凡例
ウォーターフォール・チャートに凡例を含めることができるようになりました。たとえば、凡例ラベルには、四半期売上、製品売上または従業員数を含めることができます。
・新しい「IPM-管理」アプリケーション役割
「IPM - 管理」アプリケーション・ロールを使用すると、ユーザーはインサイト、自動予測、拡張予測などのインテリジェント・パフォーマンス管理(IPM)ジョブを構成および管理できます。この新しいロールは、パワー・ユーザー、ユーザーまたは参照者の事前定義済ロールを持つユーザーに、IPMジョブを管理する権限を付与できます。
・選定された環境のEssbase 21.7.xxバージョンへのアップグレード
今月のアップデートでは、Oracleにて選択したCloud EPM環境をEssbaseバージョン21.7.xxにアップグレードします。このEssbaseアップグレードに対して環境が選定されている場合、Oracleからお客様へすでに通知されています。
・25.12の必須Groovy更新がスケジュールされました
25.12更新(2025年12月)に予定されているGroovyエンジンの将来のバージョンでは、より厳密な検証ルールがあり、以前に有効なルールが検証に失敗する可能性があります。Groovyスクリプト・バリデータ(25.08更新以降に使用可能)は、Groovyビジネス・ルール・スクリプトを検証して、Groovyエンジンの将来のバージョンで規定されているより厳しいGroovyルール・ガイドラインを渡すことを確認します。
・Oracle Smart View for Officeの新規バージョン
Oracle Smart View for Officeバージョン25.200は、My Oracle SupportおよびOracle Technical Resources (旧Oracle Technology Network)から使用できるようになりました。以下の機能が含まれています。
- Smart ViewでのIPMインサイトの拡張機能
- フォームまたはダッシュボードを開くときにユーザー変数を設定するための簡略化されたワークフロー
- アド・ホック・グリッドでの数値コメントの保存の制御
- 新規ワークブックでのWeb起動を使用したアーティファクトのオープン
・Smart ViewのEPMブック拡張機能の更新
Oracle Smart View for OfficeのEPMブック拡張機能の更新をダウンロードしてインストールできるようになりました。
・タスク・マネージャでのアーティファクト・ラベルの多言語サポート
タスク・マネージャで、管理者は新しいアーティファクト・ラベル機能を使用して、タスク名やスケジュール名などのオブジェクトの様々な言語で翻訳を入力できるようになりました。
・レガシー機能のサポート解除
この更新以降、Oracleは次のレガシー機能のサポートを終了しました。
- フォーム1.0
- ダッシュボード 1.0
- レガシー・リスト・ページ・アプリケーション設定
- インフォレット
[ARCS]
・新規チュートリアル
Account Reconciliationでの完全性チェックの実行
組織では、すべての調整が完了し、指定された期間内に計上されていることを確認するために、定期的なチェックが必要です。 これを実現するために、各期間のアクティブなすべてのプロファイルに対して照合を作成し、完了するように指定するか、不要としてマークできます。
・トランザクション照合における照合タイプの監査履歴
「監査」の新しい「トランザクション照合」タブには、照合タイプの監査情報が表示されます。 照合タイプ内で監査されるアーティファクトには、照合プロセス、照合ルール、照合ルール条件、アラート・ルールおよびデータ・ソースが含まれますが、これらに限定されません。
[FCC]
・連結仕訳の拡張検証オプション
仕訳精度と呼ばれる新しい連結設定を連結仕訳検証に使用できるようになりました。 この設定を有効にすると、Financial Consolidation and Closeでは、通貨に設定された精度を上書きすることによって、検証プロセス中にこの精度が使用されます。
[Narrative Reporting]
・新しいセル・ノート・テキスト・アイコンおよびセル添付へのドリル・サポート
グリッド・セルをドリルするときに、ショートカット・メニューに新しいセル・ノート・テキスト・アイコンを表示できるようになりました。
・バースティング定義のプロンプト・サポート
ブックによるプロンプトの処理方法と同様に、バーストの設計および実行中にバースティング定義内のプロンプトに応答できるようになりました。
[Planning]
・更新プロセスの改善
Planningモジュール、プレディクティブ資金予測、Sales PlanningおよびStrategic Workforce Planningの更新プロセスが改善されました。更新プロセス中に、すべてのアーティファクトをロードするかわりに、更新されたディメンションおよびCalculation Managerアーティファクトのみがロードされます。メンバー式は、選択した機能に基づいて変更されます。
[Tax]
・繰越欠損金および税額控除フォームの拡張
「繰越欠損金および税額控除」フォームが、新しい「経過勘定への戻入(自動)」列(移動メンバーTRCS_TLCRTAAutomated)で拡張されました。この機能改善により、連結が実行されると、新しいTRCS_TLCRTAAutomated移動メンバーを使用して、繰越欠損金および税額控除のRTA調整金額が現在の年の行に自動的に転記されます。