NetSuite の始め方 | SuiteQL: query.runSuiteQL(オプション)およびquery.runSuiteQLPaged(オプション)メソッドについて

NetSuite の始め方| SuiteQL の概要の記事で、 NetSuite の始め方 | SuiteQL N/query: query.SuiteQLオブジェクト および  NetSuite の始め方 | SuiteQL: Query.toSuiteQL()についての概要など、SuiteQLの基本概念と機能について学習しました。ここでは、SuiteQL文を直接実行できる2つの強力なメソッド(query.runSuiteQL(options)とquery.runSuiteQLPaged(options))について説明します。これらのメソッドを使用すると、SQLのような構文を使用してNetSuiteデータを柔軟に取得および操作ができるようになります。

1. query.runSuiteQL(オプション)

query.runSuiteQL()メソッドは、SuiteQLクエリを実行し、最大5,000行までの結果を返します。この方法は、制限内に収まる高速で直接的な結果セットが必要な場合に最適です。

受入済クエリフォーマット

SuiteQLクエリは、次のいずれかの形式を使用して定義できます。

• 文字列表現:

var results = query.runSuiteQL({
    query: 'SELECT customer.entityid, customer.email FROM customer'
});

• query.SuiteQLオブジェクト:

// mySuiteQLCustomerQuery is an existing SuiteQL object
var results = query.runSuiteQL(mySuiteQLCustomerQuery);

• JavaScript queryおよびオプションのparamsを持つオブジェクト:

var results = query.runSuiteQL({
    query: 'SELECT customer.entityid, customer.email FROM customer WHERE customer.isperson = ?',
    params: [true]
});

ノート: 5,000行を超える結果セットの場合は、query.runSuiteQLPagedメソッドを使用します。

2.query.runSuiteQLPaged(オプション)

query.runSuiteQLPaged()メソッドは、結果をページ区切り形式で返すことにより、大きな結果セットをサポートします。SuiteAnalytics Connectが有効になっている場合は、最大100,000行(SuiteAnalytics Connectなし)および無制限の行を処理できます。

主な要件

このメソッドは、クエリ定義でソート順序が必要です。結果の重複や欠落を回避するには、ソートは一意で明確である必要があります。

受入済クエリフォーマット

• 文字列表現:

var results = query.runSuiteQLPaged({
    query: 'SELECT customer.entityid, customer.email FROM customer ORDER BY customer.entityid',
    pageSize: 10
});