NetSuite の始め方 | SuiteQL結合タイプ: 右外部結合

NetSuiteの始め方 | SuiteQL Overviewの記事では、SuiteQLの基本概念と機能について考察しました。これについては、NetSuiteの始め方| SuiteQL: SuiteQL結合タイプの概要で続き、NetSuiteの始め方| SuiteQL結合タイプ: 外部結合など、様々な結合タイプについて説明しました。この記事では、1つの特定の外部結合: 右外部結合に焦点を当てます。

右外部結合は、最初の(左)表の行を、共有列に基づいて2番目の(右)表のすべての行と結合します。左外部結合とは異なり、右側の表が優先されます。つまり、左側の表に一致がない場合でも、クエリは常に右側の表のすべての行を返します。

これは、一致するレコードが左側の表に存在するかどうかに関係なく、右側の表のすべてのレコードが結果に含まれていることを確認する場合に便利です。

構文の例

明示的な右外部結合では、RIGHT OUTER JOINおよびONキーワードが使用されます。

SELECT customer.entityid, customer.email, employee.entityid
FROM customer
RIGHT OUTER JOIN employee 
    ON customer.salesrep = employee.id

キーワードOUTERはオプションであるため、次のクエリは同等です。

SELECT customer.entityid, customer.email, employee.entityid
FROM customer
RIGHT JOIN employee 
    ON customer.salesrep = employee.id

重要なノート

• SuiteQLでは、右外部結合の暗黙的なバージョンはサポートされません。
• RIGHT JOINまたはRIGHT OUTER JOINでは、必ず明示的な構文を使用してください。
• 表の順序が逆になる左結合として右結合が書き換えられることが多いため、使用例に対して左結合がより直感的になる可能性があるかどうかを検討します。

右外部結合を使用する場合

クエリでは左結合がより一般的ですが、特定のケースでは右結合が便利です。

• カバーされた範囲の確認: たとえば、現在営業担当として顧客に割り当てられていない従業員も含めて、すべての従業員のリストが必要になります。右外部結合により、すべての従業員が結果に表示されます。
• 完全性の確保:右表がマスター・リスト(すべての従業員、すべてのアイテムまたはすべての子会社など)を表す場合、右結合を使用すると、誤って除外されるものはありません。
• 代替の視点:結合順序を(左ではなく右を使用して)反転すると、データ・モデルに応じてクエリの読取りが容易になる場合があります。

参照の例

図を参照:

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