NetSuite の始め方| SuiteScript 2.xモジュールについて

前の記事「 NetSuiteの始め方 | SuiteScript の種類の概要」では、様々なタイプのSuiteScriptについて調査しました。次に、スケーラブルで効率的なスクリプトを記述する基本的な部分であるSuiteScript 2.xモジュールについて詳しく説明します。

SuiteScript 2.xを操作する場合、APIがモジュールに分割され、それぞれが特定の機能用に設計されていることがわかります。これらのモジュールがどのように構造化され、使用されるかを理解することは、効率的で保守可能なスクリプトの開発の重要な部分です。

SuiteScript 2.xモジュールとは

SuiteScript 2.xは、APIを様々なモジュール・コンポーネントに編成し、それぞれがN/record、N/search、N/ui/messageなどの接頭辞で識別されます。これらのモジュールを使用すると、レコード、検索機能、UI要素など、NetSuiteプラットフォームの様々な部分にアクセスできます。

各モジュール:

特定の目的または動作があります。

特定のスクリプト・タイプ(クライアント・スクリプト、ユーザー・イベント・スクリプト、Suiteletなど)でサポートされます。

特定の権限を使用する必要がある場合があります。

ベスト・プラクティス: 必要なもののみをロード

複数のモジュールを一度にロードすることは可能ですが、本番環境ではお薦めしません。

define(['N'], function(N) {
// Access modules like N.record, N.search, N.ui, etc.
});

このアプローチは学習とテストに便利ですが、スクリプトのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。本番環境では、スクリプトに必要な特定のモジュールのみをロードすることをお薦めします。これにより、スクリプトを効率的かつ簡単に維持できます。

今後の記事では、個々のSuiteScript 2.xモジュールを分解し、それらをSuiteCloud製品領域内のスクリプトで効果的に使用する方法を説明します。NetSuiteの始め方 > SuiteCloud カテゴリをフォローして、新しい記事が公開されるたびに通知を受信しましょう。