NetSuite の始め方 | アイテム 101: 在庫アイテム

サプライチェーンマネジメントは、トランザクションで使用するすべてのアイテムのアイテムレコードを作成することから始まります。NetSuiteには多くのアイテムタイプがあり、初めて使用する場合はそれらに圧倒されることがあります。本記事では、基本の一つである「在庫アイテム」に焦点を当てて説明します。 

アイテムを作成するための前提条件 

 

以下の機能を有効にする必要があります: 

• 在庫: 在庫の数量を追跡し、在庫の購入と販売から利益を得るために必要な機能です。この機能が無効になっていると、アイテムを作成できません。 
• シリアル在庫: 物理的な在庫アイテムの購入と販売を追跡するためにシリアル番号を割り当てる機能です。シリアル化された在庫を使用すると、特定のシリアル番号のアイテムを選択して注文を履行または受領することができます。 
• ロット追跡: 製品の購入と販売時に各ロットの特定のコストを追跡する機能です。ロット番号レコードでは、有効期限を特定し、ロットに関するメモを入力することができます。 

アイテムレコードの作成方法 

次に、NetSuiteでアイテムレコードを作成する手順を見てみましょう。 

1. リスト > 会計 > アイテム > 新規 
2. 選択: 作成したいアイテムの種類を選択 
    

 

3.詳細を入力: 名前、説明、ベンダー、価格情報などを入力します。 

• 注意: 表示されるフィールドは、有効にした機能によって異なります。 

4.保存をクリック 

アイテムタイプの説明と例 

どのアイテムタイプを使用すべきかわからない場合、以下に各タイプの在庫アイテムの簡単な説明と例を示します。 

通常の在庫アイテム 

通常のアイテムは、特別な識別番号がなく、名前や番号で追跡される一般的な在庫アイテムです。例えば、文房具のペン、紙、ホッチキスなどは通常のアイテムとして分類されます。これらのアイテムは、名前や番号で追跡されます。 

• 詳細は、SuiteAnswers 28192を参照してください。 

シリアル番号付き在庫 

シリアル番号付きアイテムは、一意のシリアル番号が割り当てられる個々の製品です。このタイプの追跡は、高価値アイテムや規制遵守が必要なアイテムに使用されます。例えば、高級電子機器（スマートフォン、ラップトップ、カメラなど）はシリアル番号付きアイテムとして管理されます。シリアル番号は、保証追跡、サービス履歴、偽造防止対策に役立ちます。 

• 詳細は、SuiteAnswers 28218を参照してください。 

ロット番号付き在庫 

ロット番号付きアイテムは、一意のロット番号が割り当てられる製品です。これらのロット番号により、特定のバッチの追跡と管理が可能になります。例えば、生鮮食品や薬品などの業界では、ロット番号付きアイテムが重要です。これにより、在庫管理、賞味期限の追跡、必要に応じたリコール管理が効率的に行えます。 

• 詳細は、SuiteAnswers 28196を参照してください。 

NetSuiteの在庫管理機能は初心者にとっては圧倒されるかもしれませんが、在庫アイテムとアイテムレコードの作成方法を理解することは素晴らしいスタートポイントです。通常、ロット番号付き、シリアル番号付きのアイテムに分類することで、在庫を効果的に管理し、ビジネスオペレーションを合理化できます。 

今後の記事では、アセンブリアイテム、キット、非在庫アイテムなど、NetSuiteで利用できる他のアイテムタイプについても取り上げますので、新しい記事が公開された際にはぜひNetSuiteの入門 > サプライチェーンマネジメントカテゴリーをフォローしてください！