スクリプトで配送のカスタム配送先住所の上書きを外す

適用

製品:  NetSuite 2022.1

シナリオ

配送レコードを動的にロードして、住所サブレコードの宛先(担当者)(id: attention)に詳細を追加するユーザーイベントスクリプトがあります。既述フィールドで値をレコードレベルで追加する場合、配送の住所サブレコードの上書き(id: override)のチェックバックスは有効されて、住所選択(id: shipaddresslist)を「-Custom-」に設定されます。その後、宛先(担当者)のフィールドの変更は住所(id: shipaddress)のテキスト・エリアには反映しません。

解決策

住所のテキスト・エリアに宛先(担当者)の変更は反映するために、送信後機能があるユーザーイベントスクリプトを配送レコードにデプロイします。送信後機能の中身に上書きのチェックバックスが有効の時に外すロジックを作成します。そのようなスクリプトのロジックは以下のサンプルを参照できます。

1. ユーザーイベントスクリプトの送信後機能を使用します。

2. 配送レコードをロードします。

3. サブレコードをアクセスします。

4. 上書きのチェックバックスは「T」真かどうかチェックします。

5. 上書きのチェックバックスは「T」真の場合、「F」否にします。

6. サブレコードをコミットします。

7. レコードを保存します。

SuiteScript 1.0のサンプルコード:

 
function userEventAfterSubmit(type) { 
    var itemFulfillment = nlapiLoadRecord("itemfulfillment", nlapiGetRecordId()); 
    var sub = itemFulfillment.editSubrecord("shippingaddress"); 
 
    if (sub.getFieldValue("override") == "T") { 
        nlapiLogExecution("DEBUG", "上書き", "否に設定する"); 
        sub.setFieldValue("override", "F"); 
        sub.commit(); 
    } else { 
        nlapiLogExecution("DEBUG", "上書き", "既に否となっている"); 
    } 
 
    nlapiSubmitRecord(itemFulfillment); 
} 

SuiteScript 2.0のサンプルコード:

 
function afterSubmit(scriptContext) { 
    var itemFulfillment = record.load({ 
        type: record.Type.ITEM_FULFILLMENT, 
        id: scriptContext.newRecord.id 
    }); 
    var sub = itemFulfillment.getSubrecord({ 
        fieldId: "shippingaddress" 
    }); 
 
    if (sub.getValue({ 
            fieldId: "override" 
        })) { 
        log.debug({ 
            title: "上書き", 
            details: "否に設定する" 
        }); 
        sub.setValue({ 
            fieldId: "override", 
            value: false 
        }); 
    } else { 
        log.debug({ 
            title: "上書き", 
            details: "既に否となっている" 
        }); 
    } 
 
    itemFulfillment.save(); 
 
} 

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