NetSuite 管理者ヒント| SuiteQL: ダミー表の理解

SQLのダミー表は、様々なシナリオで非常に役立つ可能性がある、見落としがちな特殊な機能です。単純な問合せを実行し、実際のデータにアクセスせずに計算を実行するための便利なツールです。

SuiteQLでは、通常、ダミー表はDUAL表と呼ばれます。これは、特定のデータ表を問い合せることなく、計算または関数の結果を取得する必要がある場合など、独自の目的で使用されます。その存在により、ユーザーは相当なデータセットを必要とせずに効率的なクエリを実行できるため、SuiteQL環境での貴重なツールとなります。

次に、クエリでDUAL表を使用する方法の簡単な例を示します。

SELECT SYSDATE as Date,TO_CHAR(SYSDATE, 'HH24:MI:SS') AS CURRENT_TIME FROM DUAL;

このクエリは、DUAL表を使用して日付と時間を2つの列に区切って、データベースから現在の日時を取得します。

このクエリは次を返します。

• SYSDATE AS Date: クエリのこの部分では、現在の日時が取得され、「Date」として別名設定されます。SYSDATE関数は、システムの現在の日時を返します。
• TO_CHAR(SYSDATE、 'HH24:MI:SS') AS CURRENT_TIME: この部では、SYSDATE値を文字列形式に変換し、時刻のみを24時間形式で表示します。この列の別名は"CURRENT_TIME"です。
• FROM DUAL: これは、クエリがDUAL表からデータを選択していることを示します。これは、SuiteQLでのこのような操作に使用される特殊な1行表です。

出力は次のようになります(注意: 出力は、クエリの実行時によって異なります)。

日付	CURRENT_TIME
日付	10/26/2024	CURRENT_TIME	01:23:52

SuiteQLクエリを簡単に実行するには、see NSC |ブラウザ・コンソールでSuiteQLを使用してデータを抽出する方法を参照してください。

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