NetSuite 管理者ヒント | SuiteQL: 仕訳トランザクションの取得

正確な財務レポートはどのビジネスにも不可欠であり、仕訳トランザクションの管理はこのプロセスにおいて重要な役割を果たします。これらの取引は、監査やコンプライアンス活動をサポートするだけでなく、情報に基づいた財務上の意思決定のための貴重な洞察を提供するため、企業にとって重要です。

NetSuiteでは、SuiteQLを使用して、設定された日付範囲内の特定の仕訳トランザクション詳細を効率的に取得できます。SuiteQLでは、カスタマイズされた正確なクエリが可能で、基準に基づいて関連するトランザクション・データを抽出できます。この堅牢なツールにより、正確な分析とレポート作成に必要な情報のみを取得できます。使用できるSQLクエリを次に示します。

SELECT
Transaction.ID,
Transaction.TranID,
Transaction.TranDate,
BUILTIN.DF( Transaction.PostingPeriod ) AS PostingPeriod,
Transaction.Posting,
BUILTIN.DF( Transaction.Status ) AS Status,
BUILTIN.DF( Transaction.CreatedBy ) AS CreatedBy
FROM
Transaction
WHERE
( Transaction.Type = 'Journal' )
AND ( Transaction.TranDate BETWEEN TO_DATE( '2024-12-01', 'YYYY-MM-DD' ) AND TO_DATE( '2024-12-31', 'YYYY-MM-DD' ) )

このクエリは、2024年12月に転記されたトランザクションについて、トランザクションID、トランザクション番号、トランザクション日、転記期間、ステータス、作成者情報などのフィールドを含む、トランザクション表から仕訳のデータをフェッチします。

クエリコンポーネントの説明

選択した列:

• Transaction.ID:トランザクションの一意の内部IDを取得します。
• Transaction.TranID:トランザクション番号をフェッチします。
• Transaction.TranDate:トランザクションの日付を提供します。
• BUILTIN.DF(Transaction.PostingPeriod):転記期間の内部参照を人間が読める形式に変換します。
• Transaction.Posting:トランザクションが転記トランザクションかどうかを示します。
• BUILTIN.DF(Transaction.Status):トランザクションのステータス・フィールドを読取り可能な形式に変換します。
• BUILTIN.DF(Transaction.CreatedBy):トランザクションを作成したユーザーの名前を取得します。

ソース表:

• トランザクション表は、NetSuite内のトランザクション・レコードにアクセスするために問い合せられます。

フィルター:

• Transaction.Type = 'Journal':仕訳のみが含まれるようにします。
• Transaction.TranDate BETWEEN TO_DATE('2024-12-01', 'YYYY-MM-DD') AND TO_DATE('2024-12-31', 'YYYY-MM-DD'):