翻訳用語変更の影響を受けるカスタマイズの例

最終更新日

11/11/2024

アンサーID

99456

保存検索の定義

保存検索では、数式定義が翻訳更新の影響を受ける可能性があります。問題の発生件数を抑えるには、翻訳文字列を含む数式定義をできるだけ使用しないようにしてください。

保存検索では、フィールド値のみを直接使用することができます。IDを使用してフィールドを参照することはできません。

保存検索において、翻訳文字列が数式定義に使用されることがあります。この文字列は、計画された言語更新中に変更される可能性があり、その場合は当該保存検索は正しく機能しません。

フィールド値を直接使用する場合、他の言語に切り替えただけで、保存検索は失敗します。例えば、"Bill "を含む文字列だけを検索して日本語に切り替えた場合、日本語では "Bill "は単語として存在しないため、検索結果は何も返されなくなります。

影響：検索が期待通りに動作しない - 誤動作はしないが、結果が正しくない可能性がある。

スクリプトの保存検索

保存検索は、SuiteScriptからアクセスできます。保存検索が、無効な参照によって不正な結果を返す場合、スクリプトが正しく機能しないことがありますのでご注意ください。

詳細については、「SuiteScript で getValue 関数を使用して、保存検索から数式テキストフィールドの値を取得する」を参照してください。

スイートスクリプト

ハードコーディングされた文字列と、翻訳可能なフィールドとの比較に基づく決定ロジックは、影響を受けます。

望ましい方法は、値の代わりにIDを使うことである。

言語が更新されると、翻訳可能なフィールドの値が変更されることがあります。

影響：

スクリプトはエラーを表示せずに失敗する可能性がある。

その結果、ビジネスロジックが意図したとおりに実行されず、クライアントのビジネスに影響を及ぼす可能性がある。

グッドプラクティス - トランザクションステータス ID の使用：

/** * @NApiVersion 2.x */ require(['N/search'], function(search) { var mySearch= search.create({ type: search.Type.TRANSACTION, columns: ['statusref', 'internalid'], }); var myResultSet= mySearch.run(); var resultRange= myResultSet.getRange({ start: 0, end: 50 }); var counter= 0; for (var i= 0; i< resultRange.length; i++ ) { var statusValue= resultRange[i].getValue(myResultSet.columns[0]) if (statusValue== 'approved') { counter++ ; }.} log.debug(counter); })

バッドプラクティス - トランザクションステータス値の使用：

/** * @NApiVersion 2.x */ require(['N/search'], function(search) { var mySearch= search.create({ type: search.Type.TRANSACTION, columns: ['statusref', 'internalid'], }); var myResultSet= mySearch.run(); var resultRange= myResultSet.getRange({ start: 0, end: 50 }); var counter= 0; for (var i= 0; i< resultRange.length; i++ ) { var statusText= resultRange[i].getText(myResultSet.columns[0]) if (statusText== 'Approved for Posting') { counter++ ; }.} log.debug(counter); })