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NetSuiteのCSVインポートの注意点とコツ
はじめに
NetSuiteのCSVインポート機能を活用すると、大量のデータを一括で追加・更新することができます。特に、取引(トランザクション)、顧客、品目、カスタムレコードの情報を一括更新する際に便利です。
しかし、正しく設定しないとデータが重複したり、新規追加されてしまったりするリスクもあります。本記事では、CSVインポートで既存データを正しく更新する方法と注意点を解説します。
1. CSVインポートで「更新(Update)」を行う基本ルール
NetSuiteのCSVインポートには、以下の3つのインポートオプションがあります。
- 追加(Add) → 新規レコードを追加
- 更新(Update) → 既存レコードの情報を変更
- 追加&更新(Add or Update) → 既存のレコードは更新、ない場合は新規追加
追加(Add)のポイント
- 既存のレコードには影響を与えず、新しいレコードのみを追加する。
- 内部ID は不要(新規レコードとして登録されるため)。
- インポート時に外部IDを適切に定義するこをおすすめします。後で更新する際に利便性が高まります。
- すでに存在するデータを誤って追加すると、重複レコードが発生するリスクがあります。
- 取引(トランザクション)を追加する場合、手動で作成するのと同じ処理が実行される。
例:顧客の新規登録
顧客名 | 電話番号 | メールアドレス |
---|---|---|
ABC商事 | 03-1234-5678 | abc@example.com |
XYZ株式会社 | 06-9876-5432 | xyz@example.com |
→ 結果:上記の顧客が新規に追加される。既存データには影響しない。既存顧客のデータと重複している可能性あり。
更新(Update)を選択する際のポイント
- 更新対象のレコードを一意に識別するキーが必要
Internal ID
(内部ID)External ID
(外部ID)Line ID
(ラインID)- 取引番号(例:発注書番号、請求書番号)
- マッピング時に「キーのマッピング」を適切に設定する
- Internal ID または External ID をNetSuiteのフィールドに正しく対応させてください。
追加&更新(Add or Update)のポイント
※個人的にはこの内容での更新はおすすめしません。アップロードしたCSVに間違いがあった場合は新規でデータが登録されるリスクがあります。
- 既存のレコードがある場合は更新、ない場合は新規追加される。
- 内部 ID または 外部 ID を指定することで、更新対象を識別する。
- キーがNetSuite内に存在しない場合、新しいレコードとして追加される。
- 既存データの更新と新規追加を同時に処理できるため、一括データ管理に便利。
例:顧客情報の一括更新&追加
顧客名 | External ID | 電話番号 | メールアドレス |
---|---|---|---|
ABC商事 | CUST-001 | 03-1234-5678 | abc@example.com |
新規会社 | CUST-002 | 06-2222-3333 | new@example.com |
→ 結果:
- 内部ID「CUST-001」が既存のレコードにある場合 → 電話番号とメールアドレスが更新される。
- 外部ID「CUST-002」がNetSuiteに存在しない場合 → 新規顧客として追加される。
注意点:
- キー(Internal ID または External ID)が適切に設定されていないと、意図しない更新や追加が発生する可能性がある。
- 既存データの更新を前提とする場合は、事前に保存検索で対象データを確認することが推奨される。
まとめ
- CSVインポートで更新(Update)を行うには、「内部ID」または「外部ID」をキーとして指定する
- インポートウィザードで「更新(Update)」を選択し、正しいマッピングを設定する
- データ形式(日付・数値)を統一し、エラーを防ぐ
- NetSuiteの仕様に合わせて、事前にデータを整備してからインポートする