NetSuite の始め方 | N/record: record.Recordオブジェクト

前の記事NetSuiteの始め方| SuiteScript 2.xモジュールについてで、レコードの操作に使用されるSuiteScriptモジュールおよびN/recordモジュール、「NetSuiteの始め方| N/recordモジュールの概要」を学習しました。次に、N/record: record.Record Objectのメンバーの1つを詳しく見ていきます。

record.Recordオブジェクトは、NetSuiteレコードをカプセル化し、コードを使用してレコードを作成、コピー、ロード、編集、変換および保存できます。

標準モードと動的モード

SuiteScriptを使用してレコードを作成、コピー、ロードまたは変換する場合、次の2つの異なるモードで作業できます。

1. 標準モード

• フィールドおよびサブリストラインアイテムは、Record.save(options)をコールするまで、ソース、計算または検証されません。
• レコードを保存すると、全てが正しい順序で自動的に処理されます。
• 特定の順序で値を設定することを心配する必要はありません。

よりシンプルで順序に依存しないスクリプトが必要な場合に最適です。

2. 動的モード

• フィールドおよびサブリストラインアイテムは、UIと同様に、リアルタイムでソース、計算および検証されます。
• 予期しない結果を回避するには、UIと同じ順序で値を設定する必要があります。

最適なタイミング: NetSuiteフォームにデータを直接入力する動作を再現します。

デフォルトの動作

デフォルトでは、これらのメソッドは標準モードで動作します。

• record.create(オプション)
• record.copy(オプション)
• record.load(オプション)
• record.transform(オプション)

これらを動的モードにする場合は、追加の引数(isDynamic: true)を渡す必要があります。

ノート

• 複数のレコード・タイプを操作する場合は、record.Type列挙を使用します。
• レコードの内部IDを検索するには、レコードの内部IDの検索を参照してください。
• クライアント・スクリプトとサーバー・スクリプトの両方でサポートされています。

例: 動的モードでの注文書の作成

require(['N/record'], function(record) {
    var salesOrder = record.create({
        type: record.Type.SALES_ORDER,
        isDynamic: true
    });

    salesOrder.setValue({
        fieldId: 'entity',
        value: 1904 // customer internal ID
    });

    salesOrder.selectNewLine({ sublistId: 'item' });
    salesOrder.setCurrentSublistValue({
        sublistId: 'item',
        fieldId: 'item',
        value: 777 // item internal ID
    });
    salesOrder.setCurrentSublistValue({
        sublistId: 'item',
        fieldId: 'quantity',
        value: 2
    });
    salesOrder.commitLine({ sublistId: 'item' });

    var soId = salesOrder.save();
});

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