NetSuite AI Connector Serviceへの接続

NetSuite AIコネクタ・サービスに接続する前に、AIクライアントおよびLLMを操作する際に、関連するリスク、制御および緩和戦略について理解することが重要です。

ここでは、ClaudeまたはChatGPTを使用してNetSuite AIコネクタ・サービスに接続する方法について説明します。

他のAIエージェントの場合は、指示を適切に調整する必要があります。接続する前に、NetSuite AI Connectorサービス固有の統合レコードを読んで理解する必要があります。

Claudeを使用して接続

1. ブラウザ・ウィンドウを開き、NetSuiteアカウントにログインします。
2. ブラウザで新しいタブを開き、claude.aiに移動します。
3. Claude Proアカウントにログインします。
4. Claudeで設定 > コネクタに移動します。
5. 「コネクタ」セクションで、「カスタム・コネクタの追加」をクリックします。
6. コネクタの名前とリモートのNetSuite AI Connector Service URLを入力します。このURLを取得する場所を学習するには、サーバーURLおよびSuiteAppネームスペースを参照してください。
7. 「追加」をクリックします。カスタムNetSuiteコネクタがコネクタのリストに表示されます。
8. 最初の接続では、NetSuiteアカウントへのアクセスを許可または拒否するよう求められます。続行する前に、関連するリスク、統制および緩和戦略を確認してください。アクセスを許可すると、後続の接続で、Claudeがすでにアクセス権を持っていることが通知され、戻るか続行するよう求められます。正常に接続すると、ポップアップ・メッセージが表示されます。
9. これで、新しいチャット・ページの「検索とツール」アイコンをクリックして、コネクタをClaudeに表示できるようになりました。この機能は、MCPサーバー接続権限を削除することで無効にできます。

ChatGPTを使用して接続します

1. 正しいツールがあることを確認してください。
   • ChatGPT Business: ツールを構築します。ChatGPT Businessでは、MCP標準ツールSuiteAppに含まれていないフェッチ・ツールおよび検索ツールのみをサポートしており、自分で作成する必要があります。詳細は、「NetSuite AIコネクタ・サービスのカスタム・ツールの作成」を参照してください。
   • ChatGPT PlusまたはProがある場合は、MCP標準ツールSuiteAppを使用できますが、最初にChatGPTでDeveloperモードを有効にする必要があります。Developerモードを有効にする前に、「関連付けられたリスク、統制および緩和戦略」のトピック、およびMCPおよびDeveloperモードのリスクと安全性に関するOpenAIのドキュメントを確認してください。続行する場合は、「設定」>「コネクタ」>「詳細」>「開発者」モードに移動します。
2. ブラウザ・ウィンドウを開き、NetSuiteアカウントにログインします。
3. ブラウザで新しいタブを開き、chatgpt.comに移動します。
4. ChatGPTアカウントにログインします。
5. 「コネクタ」セクションに移動します
   • ChatGPTビジネスで、「ワークスペース」→「コネクタ」に移動します。
   • ChatGPT PlusまたはProで、「設定」 > 「コネクタ」に移動します。
6. 「コネクタの作成」に移動します。
7. コネクタの名前、説明、リモートのNetSuite AI Connector Service URLおよび認証方法を入力します。リモートのNetSuite AI Connector Service URLについては、サーバーURLおよびSuiteAppネームスペースを参照してください。
8. 「このアプリケーションを信頼します」ボックスにチェックマークを入れます。
9. 「作成」に移動します。カスタムNetSuiteコネクタがコネクタのリストに表示されます。
10. 新しいチャットを開始し、Plusメニューに移動します。
    • 独自のフェッチおよび検索MCPツールを使用している場合は、「コネクタの使用」を選択し、「ソースの追加」ドロップダウン・リストを展開してコネクタを選択します。
    • MCP標準ツールSuiteAppを使用している場合は、「開発者モード」を選択し、NetSuiteコネクタを選択します。
11. エラーメッセージが表示された場合は、AIクライアントの「リフレッシュ」ボタンを押す必要があります。

重要: AIクライアントの操作中に切断された場合は、新しいブラウザウィンドウでAIクライアントを開き、新しいチャットを開始します。接続が修正されない場合は、「コネクタ」セクションに移動し、切断して新しい接続を作成します。

NetSuite AI Connectorサービス固有の統合レコード

統合レコードは、Claudeとの初回接続後に自動的にアカウントにインストールされます。インストール後、管理者ロールを持つユーザーおよび適切な権限を持つ他のすべてのユーザーは、「設定」 > 「統合」 > 「統合の管理」に進んでレコードを表示できます。このレコードは、アカウント設定に関係なく自動的に有効になります。このレコードは、次の点で他の統合レコードとは異なります。

• 統合の名前が移入されます。
• 「パブリック・クライアント」ボックスにチェックマークが入っています。
• 「リダイレクトURI」フィールドに値が移入されます。
• 「認可コード付与」ボックスにチェックマークが入っています。
• NetSuite AI Connector Serviceスコープが有効です。
• 「状態」および「同時実行性制限」フィールドは編集可能です。つまり、統合レコードを無効にしたり、合計同時実行性制限の一部を割り当てることができます。

ClaudeまたはChatGPT以外の別のAIクライアントを使用している場合は、次のことを確認する必要があります。

• SuiteAppをインストールした場合は、NetSuiteの「統合」ページに移動し、SuiteAppのインストール中に新しい統合レコードが作成されたかどうかを確認します。
  • そうでない場合は、手動で作成する必要があります。
  • 統合レコードが作成され、NetSuite AI Connector Serviceスコープが有効になっている場合、統合レコードは最初は保留状態になります。管理者は、統合レコードに直接アクセスして、手動で統合レコードを有効にする必要があります。有効にすると、統合レコードは保留状態に戻せません。必要に応じて使用不可にできます。