NetSuite管理者ヒント | カスタム・セグメントによる予算損益計算書レポートのフィルタリング

NetSuiteでは、カスタム・セグメントによって、ビジネス固有のディメンションに基づいて財務データを分類および分析する強力な方法を提供しております。予算損益計算書レポートを使用する場合、ユーザーは多くの場合、複数のカスタム・セグメントの結果を表示したり、「子」機能を使用して階層的な包含を利用するための柔軟なフィルタリング・オプションを求めます。ただし、現在、このレポートでは、カスタム・セグメントの複数選択フィルタリングおよび「子」フィルタを使用できません。

これらの機能改善が登録されており、機能改善370979: カスタム・セグメントのレポート作成の改善にて追跡が行われております。

実用的な回避方法として、ユーザーは固有の接頭辞または接尾辞を追加することで、カスタム・セグメント値の名前を変更できます。これにより、レポートで「次を含む」フィルタ・オプションを使用できるため、セグメントの命名規則に基づいて、より広範でターゲットを絞ったフィルタリングが可能になります。

これは、複数選択または階層フィルタリングを完全にレプリケートするものではありませんが、拡張が提供されるまで実行可能な暫定的なソリューションを提供します。

たとえば、次のように構造化されている「国」というカスタム・セグメントで予算損益計算書レポートをフィルタするとします。

このレポートのカスタム・セグメントでは複数選択および「子」フィルタ・オプションは現在使用できないため、ユーザーは回避策を使用できます。たとえば、カスタム・セグメント値の名前を変更して、「Asia Japan」、「Asia Thailand」などの接頭辞として親名を含めることができます。このようにして、レポートの「次を含む」フィルタ機能を利用して、特定の地域に関連するすべての関連セグメント値(アジアのすべての国など)を取得できます。

このメソッドは、カスタム・セグメントの改良されたフィルタリング機能がNetSuiteで使用可能になるまで、実用的で一時的なソリューションを提供します。

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