NetSuite の始め方| SOAP: getAccountGovernanceInfo操作

以下の記事で説明されているSOAP Web Services統合に関する手順を成功裏に完了した後： 

1. 記事「NetSuite の始め方 | SOAPおよびREST Web Servicesのセットアップの前提条件」に従ってSOAP統合を有効にする。 
2. 記事「NetSuite の始め方 | インテグレーションレコードの作成方法」と「NetSuite の始め方 | アクセストークンの作成方法：管理者向け」に従ってSOAPインテグレーションを作成する。 
3. 記事「NetSuite の始め方 | SOAP Web ServicesでTBAを使用してヘッダーを作成する方法」を参照してSOAP Web Servicesにヘッダータグを含める。 

これで、NetSuite内のレコードと対話する準備ができました。SOAP Webサービスで使用可能な主要な操作の1つは、getAccountGovernanceInfo操作です。NetSuiteのSOAP WebサービスでのgetAccountGovernanceInfo操作は、アカウントの同時実行制限を管理するための貴重なツールです。この操作を利用することで、ユーザーはアカウントの全体的な同時実行制限と、その制限の未割当て部分の両方を取得できます。注: この操作では、管理者としてログインしている場合にのみ結果が返されます。 

SOAPリクエスト構造 

getAccountGovernanceInfoリクエストを開始するには、次の構造を持つSOAPエンベロープを使用します。 

<soapenv:Body> 
        <getAccountGovernanceInfo xsi:type='platformMsgs:GetAccountGovernanceInfoRequest'/> 
    </soapenv:Body> 

このリクエストでは: 

•<soapenv:Body>: これは、メッセージの開始と終了を定義するエンベロープ要素です。 

•<getAccountGovernanceInfo>: これは、アカウント・ガバナンス情報を取得するための特定のリクエストです。 

•xsi:type='platformMsgs:GetAccountGovernanceInfoRequest': この属性は、リクエストのデータ型を指定します。 

SOAPレスポンス構造 

正常に実行されると、NetSuiteからのレスポンスには次の構造が含まれます。 

<soapenv:Body> 
        <getAccountGovernanceInfoResponse 
            xmlns=""> 
            <platformCore:getAccountGovernanceInfoResult 
                xmlns:platformCore="urn:core_2021_1.platform.webservices.netsuite.com"> 
                <platformCore:status isSuccess="true"/> 
                <platformCore:accountConcurrencyLimit>5</platformCore:accountConcurrencyLimit> 
                <platformCore:unallocatedConcurrencyLimit>5</platformCore:unallocatedConcurrencyLimit> 
            </platformCore:getAccountGovernanceInfoResult> 
        </getAccountGovernanceInfoResponse> 
    </soapenv:Body> 

 

このレスポンスでは: 

•<soapenv:Body>: レスポンス・メッセージをカプセル化するエンベロープ要素です。 

•<getAccountGovernanceInfoResponse>: これは、アカウント・ガバナンス情報が含まれていることを示すレスポンスのルート要素です。 

•<platformCore:getAccountGovernanceInfoResult>: この要素には、リクエストの結果が含まれます。ネームスペースplatformCoreを使用して定義されます。 

•<platformCore:status isSuccess="true"/>: これは、リクエストが成功したことを示します。 

•<platformCore:accountConcurrencyLimit>: この要素は、アカウントの同時実行制限(この場合は5)を示します。 

•<platformCore:unallocatedConcurrencyLimit>: この要素は、未割当ての同時実行制限(この場合は5)を示します。 

重要: 

•統合の同時実行性制限が不十分な場合は、getAccountGovernanceInfo操作を使用して、アカウントに十分な未割当ての同時実行性制限があるかどうかを確認できます。この情報に基づいて、統合の同時実行性制限を増やすことを管理者に提案できます。 

•統合に同時実行性の制限がなく、未割当ての同時実行性の制限が不十分な場合、アプリケーションはgetAccountGovernanceInfo操作を使用できます。管理者に、他の統合の同時実行性制限の引下げを検討し、それが可能かどうかを判断するようアドバイスできます。 

重要: 提供されているサンプルコードは、「現状のまま」提供されており、法の最大限の範囲で、いかなる保証もありません。Oracle + NetSuite Inc.は、開発者が自身の開発プラットフォームでサンプルコードを実装する際の成功を保証しません。また、サンプルコードの使用、結果の使用、データまたは情報の正確性、適時性、または完全性に関して、いかなる保証も行いません。 

他の操作に関する記事 

以下のリンクでは、さまざまな操作について詳述しています： 

• NetSuite の始め方 | SOAP Web Servicesを使用して顧客レコードを検索する