NetSuite の始め方 | SOAP: 初期化操作

以下の記事で説明されているSOAP Web Services統合に関する手順を成功裏に完了した後： 

1. 記事「NetSuite の始め方 | SOAPおよびREST Web Servicesのセットアップの前提条件」に従ってSOAP統合を有効にする。 
2. 記事「NetSuite の始め方 | インテグレーションレコードの作成方法」と「NetSuite の始め方 | アクセストークンの作成方法：管理者向け」に従ってSOAPインテグレーションを作成する。 
3. 記事「NetSuite の始め方 | SOAP Web ServicesでTBAを使用してヘッダーを作成する方法」を参照してSOAP Web Servicesにヘッダータグを含める。 

これで、NetSuite内のレコードと対話する準備ができました。SOAP Webサービスで使用可能な主な操作の1つは、初期化操作です。この操作は、通常NetSuite UIで実行される手動ステップを再現します。この場合、関連レコードの値は自動的に新しいトランザクションに継承されます。たとえば、この機能を使用して、注文書に基づいて請求書を事前移入し、時間を節約してデータ入力のエラーを削減できます。

初期化操作でサポートされるトランザクション・タイプのリストを表示するには、SuiteAnswerの記事(initialize / initializeList)を参照してください。

注: 読取り専用プリファレンスを無視

初期化中に移入された読取り専用フィールドを削除せずに初期化されたレコードを送信するには、「読取り専用ヘッダーを無視」プリファレンスをTRUEに設定します。

SOAPリクエスト

注文書に基づいて請求書を作成するためのSOAPリクエストの例を次に示します。

<soapenv:Body>
        <initialize xsi:type='platformMsgs:InitializeRequest'>
            <initializeRecord xsi:type='platformCore:InitializeRecord'>
                <type xsi:type='xsd:string'>invoice</type>
                <reference xsi:type='platformCore:InitializeRef' type='salesOrder' internalId='8029'/>
            </initializeRecord>
        </initialize>
    </soapenv:Body>

SOAP本体の主要コンポーネントの内訳を次に示します。

<initize xsi:type="platformMsgs:InitializeRequest">

•この操作の型がplatformMsgsネームスペースに属するInitializeRequestであることを指定します。

<initializeRecord xsi:type="platformCore:InitializeRecord"><type xsi:type="xsd:string">invoice</type>

•初期化するトランザクションのタイプを示します。この場合、typeはinvoiceに設定されます。

<reference xsi:type="platformCore:InitializeRef" type="salesOrder" internalId="8029"/>

•<reference>タグは、データのプル元となる関連レコードを識別します。

•ここでは、salesOrderを8029のinternalIdで参照しています。

重要: 提供されているサンプルコードは、「現状のまま」提供されており、法の最大限の範囲で、いかなる保証もありません。Oracle + NetSuite Inc.は、開発者が自身の開発プラットフォームでサンプルコードを実装する際の成功を保証しません。また、サンプルコードの使用、結果の使用、データまたは情報の正確性、適時性、または完全性に関して、いかなる保証も行いません。