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【開発者向け】SuiteScript開発環境の構築方法
📝 記事概要
NetSuiteの開発環境として Eclipse を利用することが可能です。
本記事では、Eclipseを使用して SuiteScriptの開発環境 をセットアップする手順を紹介します。
1️⃣ Eclipseのインストール
まずは、Eclipseをインストールします。
🔹 Eclipse公式サイト
https://www.eclipse.org/downloads/
💻 推奨Eclipseパッケージ
「Eclipse IDE for JavaScript and Web Developers」を選択するのがおすすめです。
2️⃣ SuiteCloud SDKのインストール
NetSuiteの開発には SuiteCloud SDK を使用します。
🛠 インストール手順
- Eclipseを開く
- 「ヘルプ」 → 「Eclipse Marketplace」 を開く
- 「SuiteCloud IDE Plugin」 を検索してインストール
- Eclipseを再起動
3️⃣ NetSuiteアカウントの設定
EclipseからNetSuiteへ接続するために、 アカウント情報 を設定します。
✅ 設定手順
- Eclipseを起動 し、「ウィンドウ」→「設定」 を開く
- 「NetSuite」 → 「SuiteCloud SDK」 を選択
- アカウント情報を入力
- アカウントID(NetSuiteのアカウントID)
- Eメール(NetSuiteのログイン情報)
- パスワード or OAuth認証
4️⃣ SuiteScriptプロジェクトを作成
NetSuiteのスクリプトを作成するために、新しいプロジェクトを作成します。
✅ プロジェクトの作成
- 「ファイル」 → 「新規」 → 「NetSuiteプロジェクト」
- SuiteScript 1.0を選択
- プロジェクト名を設定
- 「完了」ボタンをクリック
5️⃣ SuiteScriptを作成
SuiteScriptの開発を開始します。以下のサンプルコードを新規作成して、NetSuiteにデプロイします。
✅ サンプルコード(SuiteScript 1.0)
/**
* SuiteScript 1.0 - User Event Script
* @APIVersion 1.0
* @NScriptType UserEventScript
*/
function beforeLoad(type, form, request) {
var rec = nlapiGetNewRecord();
nlapiLogExecution("DEBUG", "レコードID", rec.getId());
}
6️⃣ NetSuiteに手動でアップロード
NetSuite UI からスクリプトをアップロードします。
✅ 手動アップロードの手順
- NetSuiteにログイン
- コピーする編集するカスタマイズ > スクリプト > スクリプトの管理 > スクリプトファイル
- 「新規」ボタンをクリック
- 「選択」ボタンを押して
myscript.js
をアップロード - 「保存」ボタンをクリック
- スクリプトを適用するためにデプロイ
7️⃣ NetSuite UIでスクリプトをデプロイ
アップロードしたスクリプトを NetSuite で有効化するために デプロイ します。
✅ デプロイ手順
- コピーする編集するカスタマイズ > スクリプト > スクリプトの管理
- 「新規」ボタンをクリック
- スクリプトファイルを選択
- スクリプトタイプ(User Event, Scheduled, Suiteletなど)を設定
- 適用する対象レコードを設定
- 「有効」にチェックを入れて保存
8️⃣ スクリプトの動作確認
NetSuiteの スクリプト管理画面 で、デプロイされたスクリプトを確認します。
🔹 NetSuite UIのナビゲーションカスタマイズ > スクリプト > スクリプトの管理
ここで、スクリプトのステータスが 「有効」 になっていることを確認します。
✅ まとめ
ステップ | 内容 |
---|---|
1️⃣ Eclipseをインストール | JavaScript対応のEclipseを準備 |
2️⃣ SuiteCloud SDKを導入(オプション) | Eclipse Marketplaceからインストール |
3️⃣ NetSuiteアカウントを準備 | NetSuiteに手動ログインするアカウントを準備 |